THE SACRED LOTUS

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Fairy tale~Episode8-7~




「ところで、社」

「あ、はい!」

 突然、名前を呼ばれ社は姿勢を正しす。

「敦賀蓮のマネージャーとして、この二人の交際について、どう思う?」

「……キョーコちゃんはとても礼儀正しく真面目な良い子です。何ら、蓮と付き合うこと相手として問題などありません。それに……彼女は料理も上手い」

「確かに、彼女の料理の腕前はずば抜けてるな」

 ふむふむと頷く社長に、社は意気込む。

「元々、食の細い……と言うか、食べることに無頓着な蓮ですが、キョーコちゃんの料理だけは美味しいと、きちんと摂取するんです。それを考えれば……」

 ちらりと社は居心地が悪そうなキョーコを見る。

「恋人として、蓮の食事関係をフォローしてもらえるなら、これほど、マネージャーとしてありがたいことはないです」

「そうか。松島、お前はどう思う?」

「京子さんは……時々、やる気など方向性が突飛で、暴走することもありますが、極めて、真面目で礼儀正しい子です。それに……俳優部門の主任として、私は敦賀蓮を全面的に信頼していますから、“間違い”はないと思っています」

「……つまり、二人の付き合いに反対はしないと言う事か?」

「はい」

「分かった。では、椹。お前はどう考える?」

「……タレント部門の主任として答えるならば……反対です」

 その瞬間、蓮と社は反射的に椹を振り返り、キョーコは哀しそうな顔で椹を伺った。

「最上君の個人的な事情を考えれば……二人の関係を応援したい。ですが……タレント部門の主任として答えるならば、二人の交際は断固反対です」

「その理由は?」

 ローリィの言葉に椹はキョーコをチラリと見る。

「……蓮にも、最上君にも勘違いして貰いたくないのだが……デビュー前から知っている最上君を、ある意味、娘のようにも思っている。だから、蓮と付き合うというなら……実際、俺も娘を持つ男親だからな、諸手を挙げて賛成しただろう。“敦賀蓮”と言う男は同じ男として見ても、一俳優としても、最上級の男だと思っている」

「それなら、何故、反対を?」

 一字一句聞き漏らすまいと蓮は椹をじっと見つめた。

「決まっている、“敦賀蓮”と“京子”の名前の価値の差だ」

「……それはっ!」

 咄嗟に反論しようとした蓮を椹は片手を上げて、押し留める。

「この事務所に入って一年。“京子”の名前は世間に浸透し始めている、それも驚異的な速さでな。だが、まだまだ“敦賀蓮”の名前と比べれば、その価値は天と地の差がある。そんな状況で、スキャンダル一つない敦賀蓮の、恋人が“京子”だと知れ渡った場合、今の“京子”では潰されてしまうだろう」


 ――そんな事はない!と、蓮は言えなかった。

 そして、その事を誰より痛感しているのは、“京子”本人だろう。


 ちらりと確認すれば、悔しさに俯いている。

 そんなキョーコを見るのが居た堪れなく、蓮は励ますようにキョーコの手を握った。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.07.23 執筆

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