THE SACRED LOTUS

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Fairy tale~Episode8-8~




 椹は難しそうな顔で蓮とキョーコを交互に見た。

「“京子と付き合っている”。それは蓮にとってはマイナス要素にはなりえない。だが、“敦賀蓮と付き合っている”となれば、まだまだ新人の域を出ない“京子”にとっては売名行為と受け取られかねない」

「……」

「俺は“京子”の才を高く評価しているから、余計にそう思うんだ。だから、タレント部門の主任として、俺は二人の交際を断固反対する立場を取るだろう」

「……それはあくまで主任としての立場からの意見なんだな、椹?」

「当然です、社長」

 ローリィの言葉に椹は力強く頷いた。

 すると、ローリィはふむっと考え込むように顎を撫でる。

「つまり、椹。“京子”の名前が“敦賀蓮”に匹敵するほどの価値が出れば……二人の交際に反対はしないと言う事か?」

「えぇ。敦賀蓮ほどの男はそうはいないでしょう。それに……二人の気持ちがお互いを向いているというなら……反対出来るわけがありません。ただ……」

「ただ?」

「先ほども言ったように、実際に娘を持つ男親として、最上君をある意味娘のように思ってきた立場として付け加えるならば……」

「付け加えるなら? 何だ?」

「蓮には不満なんてないのですが……最上君はまだ未成年の高校生です」

「……あぁ、そうだな」

 キッと椹は蓮を睨みつける。

「蓮が成人していると言っても、二十歳を過ぎたばかりの二十一歳に過ぎません」

「……椹さん?」

「……付き合うなら……最上君が成人するまで“清い交際”であって欲しいと願うばかりです」

 そう真剣に言う椹に、松島と社は思わず噴出し、ローリィはニヤニヤと蓮を見つめる。

 蓮はと言えば、社やローリィとは違い、椹が真剣にキョーコの事を思い、考え、大切にしているが故の発言だと分かっているため反論する言葉が見つからない。

 そして、キョーコは唖然と椹を見て、そして、慌てて蓮に視線を移すと……ボッと音を立てるように赤面しうつむいてしまった。

「……ぜ、善処します」

 引き攣った顔で蓮がそう答えると、椹はその返答に少し不満そうにしながらも頷いた。

「是非、そうしてくれ。未成年でのデキ婚なんて、絶対に許さんからな」

 腕を組み、蓮にそう宣言する椹に蓮は頭を抱えたくなる。

「安心しろ、椹。既に俺の方から蓮にはキツ~くいってある。撫でる程度は許すが一線は越えるなと」

「そうでしたか……それなら、安心ですね」

「当たり前だ。俺だってな、椹。キョーコの才能を高く見ている。デキ婚なんてさせてたまるかよ」

「そうですよね」

「それになら、今度、名実共に俺がキョーコの父親になるわけだ。尚更、そんな真似はさせねぇよ」

「…………」

 何だか厄介なことになったなと蓮は焦るが、二人の言っていることが間違っているわけじゃないから、余計に何も言えなくなる。

 そんな蓮を社はニマニマと、松島は哀れみを込めて見つめていた。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.07.25 執筆

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