THE SACRED LOTUS

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【閑話】ダンデライオン・椹の場合・4




 京子にとって本格的な演技の仕事が不破尚のプリズナーだった。

「貴女が、プリズナーのPVを彼に見せなければ……そもそも、そのPVにうちの“京子”を起用しようと思わなければ、京子の現在の躍進はなかったと思っております」


 ――いずれ、評価されるような、日本を代表するような女優として名を馳せる逸材であったとしても、これほど短期間に“京子”の名前が世間に浸透する、そんな事はなかったはずだ。

 これも、それも、不破尚のプリズナーが起因となっていると椹は考えていた。

 だからこそ、こうやって悩んだのだ。


 椹は心を落ち着けようと大きく息を吸い、そして、吐いた。

「あなた方がどんな思惑をもっていても、“京子”を必要だとおっしゃるなら、喜んで優遇しようと考えておりました」

《ではッ! 引き受けて……》

「いいえ」

 《え?》

「いいえと申し上げた。今、この場で正式に今回のオファーはお断りさせていただく。また、今後についても不破さんからの依頼はお引き受け兼ねる」

《ちょ、ちょっと待てください!》

「私はね、デビュー前から京子を知っている。だから、主任と言う立場上、贔屓をしてはならないと思うが……やはり、あの子が可愛いのですよ」

《……椹さん?》

「その口で、うちの京子が必要だと言いながら……あの子を軽く扱い、蔑ろにし、侮辱するような相手に預けたいとは思わない」

《侮辱などッ! 私たちはその様なことを考えても、してもおりません!!》

「口では何とでも言えますがね……でも、私にはそうとしか思えない。軽井沢の時は偶然だったのでしょう。でもね、他の不破君の奇行についてはどう釈明をするのですか?」

《え? 尚の奇行……ですか?》

「貴女はご存じない……? それならば、緒方監督に直接お尋ねになれば良い。私の口からはこれ以上は言いません。ですがね、貴女は不破尚のプロデューサーとして、今後、彼をどうされたいのです?」

《え?》

「可愛い可愛いドル箱坊やとして、好き勝手にやらしている時期はとうに終わっているとは思いますがね。まぁ、正直、不破君は他の事務所のアーティストですから、私が口出しするのは、“越権行為”ですし……ただ、そろそろ、不破君も、貴女も、大人になって周囲を冷静に見ることを覚えた方が宜しいのではないでしょうか?」

《……それは、どう言う意味です?》

 椹の言葉に不快そうな返答を寄越す麻生だったが、椹はこれ以上彼女と話をするもの嫌で堪らなかった。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.07.28 執筆

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