THE SACRED LOTUS

CP二次創作小説サイトです。 BLは含まれません。

<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>

>> EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

>> EDIT

【閑話】ダンデライオン・椹の場合・5




 さて、どう切り替えそうかと思った椹は、我ながら意地が悪いなと思いつつ、ふっと笑ったあと、はぐらかす様に言った。

「さぁ? どう言う意味と問われても言葉のままとしかお答えできない。では、今回のオファーは正式にお断りさせていただきましたし、私はこれで失礼します。では……」

《ちょ、ちょっと待っ……》

 相手の言葉が終わらないうちに椹は電話を切ると、クイーンズレコードの麻生から自分宛の電話があっても取り次ぐなと周囲に伝言を頼む。

 そして、社長宛に内線電話をかけ始め、二三話すとずっと待っているだろうキョーコの元へと向うべく、足早に歩みを進めた。

 だが、タレント部の部屋を出ると、既にそこキョーコと、何故か、社が佇んでいた。

「……待たせたね、最上君……って社もいるのか」

「あ、はい。おはようございます、椹主任」

「あの、どうかされたんですか?」

 椹のように驚いている社にそう尋ねられ、椹は渋面を作り、その質問に答えなかった。

「ところで、社。お前はタレント部(うち)に何か用があったのか?」

「いや、たまたま通りがかっただけですよ。椹さんこそ、何かあったんですか?」

「いや、まぁ、ちょっとな……」

 椹のはぐらかしたい意図を無視するかのように追及する社に思わずに苦笑いがこぼれた。

「あの今、キョーコちゃんから聞いたんですが、不破尚とVIE・GHOULからオファーがあったそうですね」

 厄介な話ですねと続けた社に、椹の機嫌は更に悪化する。

「当分、不破の名前は聞きたくないな」


――未だ燻り続ける不快感。

それが一向に改善しない。


「……えっと、椹主任?」

 不安そうなキョーコを安心させるために詳しいことは後日としても、端的に結果だけは伝えておくべきかと思った。

 だから、椹は、出来る限り、簡素に、個人的感情を見せないように気をつけながら、不破尚のオファーを断ったとキョーコに告げた。

「とりあえず不破尚のオファーは断ったが、この件は後日改めて話をしよう。俺は今から社長のところへ行って来るが、君は今日は帰って良いよ」

 そう言い残して、椹は足音荒くエレベーターがある方向へ向い、今後の対策を練るため、社長室がある最上階へ向かった。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.07.30 執筆

 スキビ☆ランキング


 PrevNext
スポンサーサイト
web拍手 by FC2

| ダンデライオン【完】 | 21:00 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT














<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。