THE SACRED LOTUS

CP二次創作小説サイトです。 BLは含まれません。

<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>

>> EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

>> EDIT

Fairy tale~Episode2-3~




 蓮は思わず舌打ちをしたくなった。


 特殊な環境下で育ったキョーコが、幼少の頃から刷り込まれて来た教育と躾けの結果が、コレなのだ。

 また、同時に、蓮にとっても、キョーコにとっても忌まわしい存在である不破尚の口癖が思い出される。


 ――キョーコの癖に。


 そう、この一言で全てが理解できてしまうほど、この言葉には重みがあると蓮は常々考えていた。


 彼がよく言う侮蔑的な意味合いを持つ“キョーコの癖に”と言う、この口癖と、そのふてぶてしいまでの態度。

 しかも、不破本人は、そんな態度をキョーコに対してとっても良いと、許されることだと勘違いをしている節が見受けられる。

 だが、考えてみれば不破が幼少の頃からそんな態度を取ってきたと言うならば、“普通なら”周囲の大人、特に親ならばきつく注意し促し、矯正しているはずである。

 しかし、そんなことはなかった。

 無かったから、今のふてぶてしい不破尚が存在してるわけだ。

 そう考えると、不破の両親も、そして、旅館の従業員たちも同じようにキョーコを見下してきたのだろうと推測ができてしまう。

 そんな中での日々の生活だったならば、キョーコの自我や自尊心と言うモノが、徐々に、徐々にすり減らし、削り取られても仕方がない。


 そう。

 だから、未だに彼女は気がつかない。

 否、理解できないのだ。


 一般的に傲慢な態度より、謙虚な姿勢の方が好まれる。

 だが、その謙虚さも行き過ぎれば卑屈にしか見えず、逆に不快感を他人に与えてしまうと言う事を。

 そして、不破のような者たちにとっては、自らの優越感を満たす都合の良い存在でしかないと言う事を。


 それが蓮にとって、何より物悲しくて仕方がなかった。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.05.28 執筆

 スキビ☆ランキング


 PrevNext
スポンサーサイト
web拍手 by FC2

| Fairy tale | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT














TRACKBACK URL

http://0xsacredx0xlotusx0.blog.fc2.com/tb.php/11-0a573711

TRACKBACK

<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。