THE SACRED LOTUS

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Fairy tale~Episode9-7~




 落ち込む蓮にキョーコはオロオロするしかなく、そんな二人の様子をローリィたちはニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべ見守っていた。

「あの、敦賀さん?」

「……色々と俺たちは話し合うことがあるようだね」

「あの……」

「……4つ年下の高校生」

「え?」

「そう聞いて、微塵も自分のことだとは思わなかったんだ? キョーコは?」

「あ……その……」

 しどろもどろになるキョーコを軽く睨め付けると、ごめんなさぁぁぁいと涙を溜めて謝り出す。

 そして、そんなやり取りをローリィたちは面白そうに観察してた。

 それに気が付いた蓮はハッとして、キョーコを宥めすかし、早々に“カイン”と“雪花”となって現場へ行こうと立ち上がった。

「キョーコ、そろそろカインと雪花にならないと」

「え? あ、そうですね」

 慌てて時間を確認するキョーコを見て、蓮はローリィたちににっこりと微笑んだ。

「それじゃ、社長。俺たちは仕事がありますから……これで失礼します」

 ぺこりと頭を下げると、二人は仲良く社長室を後にした。

 こうして二人がいなくなり、しばらくした後、誰ともなしに、腹を抱えて笑い出す。

「いや~、蓮のヤツも、年相応の表情が出来るんですね」

「俺も初めて見ましたよ、あんなふうに落ち込む蓮を」

 椹、松島が口々に言えば、ローリィは涙を流しながら笑っていた。

「普段はしれっと何事も動じないくせに、相変わらず、“キョーコちゃん”が絡むと人が変わると言うか、何と言うか」

 そう言って、社までクツクツと笑えば……。

「なぁに、蓮のことだ。キョーコ以外には心が揺さぶられることはねぇって言うことだろ? 可愛いとこあるじゃねぇか」

 そうして、一頻り笑った後、椹はふと社長室の扉を見つめる。

「……本当に蓮は本気で最上君が好きなんですね」

「……どうした、椹?」

「是非、“京子”には“敦賀蓮”に負けないネームバリューを持ってもらいたいなと思ったんです」

「そうだな。蓮のために」

「え? 蓮のために……ですか?」

「あぁ、お前たちの認識がどうなっているか知らねぇが」

 ローリィは一人一人の顔を見渡す。

「蓮とキョーコ、精神的に強いのはキョーコの方だろうな」

「……そんなことはないと」

 松島の懐疑的な言葉にローリィは首を振る。

「あぁ見えて、蓮は精神的に打たれ弱いぞ? ヘタレだしな」

「いや、社長……へタレは関係ないのでは?」

 思わず、社は引き攣った顔でフォローを入れれば、フンッと鼻であしらわれた。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.10.07 執筆

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