THE SACRED LOTUS

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Fairy tale~Episode9-8~




 抱かれたい男、不動のNo.1に “ヘタレ”と吐き捨てる自社の社長に、椹と松島は苦笑いをこぼす。

「社長、いくらなんでも、蓮が“ヘタレ”な訳……」

「お前たちが知らないだけだ。社、お前なら蓮のヘタレっぷりを知ってるだろう? よ~くな」

「そ、それはそうですけど……」

 引き攣った顔で答える社に、松島達は好奇心を煽られる。

「それにな、普段は温厚紳士とか言われているが……アイツは胸の内に“狂気”を抱えているからな。いざ、何かあった時……間違いなく壊れるのは蓮の方だ」

「……まさか!?」

「冗談でこんな事、俺は言わねぇよ。だから、お前たちも心に留めておけ。特にアイツはな、色んなことに対して執着心が薄い男だ。今まで唯一、アイツが拘っていたのは“俳優である自分”だけだった。それ以外はどうでも良かったと言っても過言じゃねぇよ」

「……」

「過去の恋愛遍歴もそうだ。アイツの中で“特別に好き”になった女はいなかった。相手に望まれて、蓮自身も相手を“人間的に好き”だったから、付き合ってきた。が、その程度の気持ちで上手く行くわけがねぇ」

「……それはいつ頃のお話ですか?」

「15歳くらいまでの頃の話しだな」

「学生時代と言うことですか?」

「……まぁな」

「それなら、そのまだ……蓮も子供だったと言うことじゃないでしょうか? それに、その蓮だけじゃなくて、その年頃の少年は……言葉は悪いですが、やりたい盛りと言いますか……」

 松島がボソボソとフォローするように言えば、ローリィは首を横に振った。

「確かに性に目覚め、やりたい盛りの年頃って言う認識は間違っちゃいねぇが、アイツは違う。何事も“受け身”なんだ。相手が望むから、付き合って、相手が望んだから寝る。相手が“別れたい”と言えば、二つ返事であっさり了承する。女たちの一生懸命な恋の駆け引きって言うモノに気付きもしねぇで、あっさりと別れやがる」

「で、でも、社長! 蓮のキョーコちゃんに対する、その気持ちは……その半端じゃありませんよ?」

「だから、何かあった時が怖ぇって言ってんだろうが」

 そう言って、ローリィが言い切ると、社たちは不安そうに顔を見合わせた。

「元々、物にも、人にも執着を見せた事がねぇ男が恋着してるんだぞ?」

「たった一人に心を傾けていることが……問題なんですね?」

「まぁな。蓮にはキョーコが、キョーコには蓮が必要なことはわかってる。俺は二人の事を祝福しているし、これからも応援していく。だがな、キョーコはどんなに傷つき、絶望しても……自ら立ち上がって這い上がろうとする強さを持っているが、蓮にはその力が圧倒的に足りない。足りないんだ」

「……」

「そんな男がだ。“キョーコ”に並々ならぬ執着心を見せているわけだ。もし、“キョーコ”に何かあったら、もし、二人が別れるような事態になったら……蓮は何を仕出かすかわからねぇと俺は思っている」

 真剣な声音のローリィに三人は不安そうに押し黙るしかなかった。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.10.12 執筆

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