THE SACRED LOTUS

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Fairy tale~Episode9-9~




 ローリィは渇いた喉を潤すため、既に冷め切ったお茶を飲み干した。

「椹はキョーコに“雪花”をやらせることを反対していたな? いくら、紳士の“蓮”が相手でも若い男女がホテルの一室で生活するのは……と言って」

「……はい。今でも……いや、二人の気持ちを知った今、反対する気持ちは尚強くなりました」

 今更、何故、この話をと三人は思った。

「俺だって、そう言う事を危惧していなかったわけじゃねぇ。でもな、B・Jをやるとアイツが覚悟して決めた時、このままでは蓮は自らの狂気に押し潰されると思った」

「……」

「だから、蓮の狂気押さえる、もしくは、理性を呼び戻す“何か”が必要だと感じたんだ」

「それがキョーコちゃんなんですか?」

「そうだ。もし、狂気に飲まれた時、アイツの心に届くモノは……キョーコの存在以外、俺には思いつかなかった。だから、キョーコに雪花をやらせることにしたんだが……って、信じられねぇって顔をしているな。言っておくが、今、アイツがやっているB・Jの狂気は演技だけじゃねぇ。あれは蓮の素の一部だぞ」

「……」

「だから、お前たちに言っておく。“キョーコ”を守れ。“キョーコ”を守ることは“蓮”を守ることに繋がる。“敦賀蓮”を犯罪者にしたくなかったらな」

「……分かりました。社長がそう言うのなら、そうなのでしょう。我々も全力で“キョーコ”、及び、“京子”を守る体制を整えます。ところで、社長。今回のことで、ラブミー部卒業の扱いで宜しいですか? 手始めにマネージャーを付けたいと思うのですが……」

 椹がそう言えば、ローリィは考える素振りもなく頷いた。

「あぁ、そうしてくれ。建前上、卒業試験は映画のオーディション合格とさせてもらうがな。既に卒業した扱いで良いだろ。それに、心配なことが一つある……アカトキの例の坊やだ。我儘坊やは、なかなか物覚えが悪そうだからな」

 散々、キョーコを振り回し、傷つけているにも拘らず、未だに反省の色もなく、傲岸不遜、厚顔無恥な態度を取り続けている。

 しかも、彼とキョーコの因縁をつぶさに知った今、絶対にキョーコに近づけさせたくない気持ちが更に膨れ上がる。

「正直、社が二人いれば話は楽なのですが……彼女にマネージャーをつけるとするなら……」

「……男はダメだろうな。蓮が大反対するだろう」

 ローリィの言葉に椹と松島が目を見張る。

「…………マネージャーですよ?」

 懐疑的に松島が問えば、社は青褪めた顔で首を振った。

「俺も反対です。キョーコちゃんのマネージャーは女性か、完全に“女性に興味がない男性”じゃないと。あぁ、見えて蓮はかなり嫉妬深いです」

「……そこまで、執着してるわけか」

「えぇ」

 そして、ようやく理解したのか主任たちはヤレヤレと大きく肩を落とした。

「手の掛からない、出来すぎた男の一面は……嫉妬深い男だったというわけですか」

 そう言って、椹が溜息混じりに呟くと、松島は苦笑いをこぼした。

「蓮にも欠点と言うか、弱点と言うか、そう言うものがあると思えば……可愛いものですよ」

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.10.21 執筆

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