THE SACRED LOTUS

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ダンデライオン・18




 何かを思い出したのか、社は珍しく眉間に皺を寄せ、不快そうな顔をしている。

「まるでライブハウスか、何かのように……撮影中、歓声を上げたり……なんてことがあってね」

「え?」

「まぁ、スチール撮影だからね、別に歓声が写真に載ることはないけどさ」

「それは……流石に……」

「中には神経質なカメラマンもいるからさ……そう言う子のせいで撮影が中止したこともあって……そのお陰で、蓮のスケジュール調整が難航した思い出まであるよ」

「……それは災難としか言いようがないですね」

 しみじみと話す社にキョーコは憐れみの視線を送った。

「技術と言う点に問題なくても、プロ意識がない子は困るよね」

「そうですね」

「あっと、ごめんね、キョーコちゃん。俺はちょっと蓮のところへ顔を出してくるから……絶対にここから動いちゃダメだよ?」

「はい」

「それじゃ、思う存分、スタッフ達の観察に励んでね?」

「はい! 折角のチャンスを棒に振る真似は致しません」

 ピシッと敬礼をしながら、きっぱりと言い切ったキョーコに社は満足げに頷くと、手を振ってスタジオを後にした。


 しばらく、キョーコはスタジオの隅でカメラマンや、照明スタッフたちを観察していた。

 すると、どのくらいの時間がたったのか、突然、ざわりとスタジオ内の空気が変わり、キョーコはハッとして出入り口に視線を走らせる。

 すると衣装に着替えた蓮が社と共にやって来たところだった。


 ――凄い!! 流石、敦賀さんだわ。


 一瞬にして、その場を支配する蓮にキョーコの身体は震えた。

 全ての人間の視線が“敦賀蓮”に集中していくのがよくは分かり、思わず、顔が綻んでしまう。


 ――あっ! ダメよ、キョーコ!!

 今日は“敦賀蓮”の見学ではなく、この現場のスタッフたちの見学に来ているのに……。

 こんなじゃ、折角、誘ってくれた社さんや、何より敦賀さんに迷惑をかけちゃうじゃない。


 危ない危ないと、さっとキョーコは蓮から視線を外すと、他のスタッフたちを観察すべく周囲に視線を戻した。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.10.20 執筆

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