THE SACRED LOTUS

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ダンデライオン・24




 完全に沈黙した携帯を一瞥し、ローリィは厳しい視線をキョーコに向けた。

「最上君、先ず一に聞きたい。君と不破尚の関係を」

「……」

「君はオーディションの時、不破尚に追いつきたいと言っていたね? 今なら、その真意を教えてもらえるな?」

「……それは……」

 言い淀むキョーコの代わりに、咄嗟に蓮が口を挟んだ。

 未だキョーコの心傷は癒えているとは言い難く、馬鹿正直に話すのは辛いだろうから。

「……ある意味、兄妹のように育った幼馴染なんだそうです。二人は」

「幼馴染? 不破尚と?」

 驚く椹にキョーコは頷いた。

「だが、兄妹みたいと言うのは?」

「……私の家は母子家庭なんですが、母は仕事で家にいる事が殆どなくて……それで、私は一年の大半を不破の家に預けられていて。でも、所詮、私は不破家にとって居候に過ぎなくて、だから……一般的な幼馴染とは違うと言うか……その……アイツにとって、昔らか私は便利な道具とか、家政婦とか、そんな扱いで……」

 俯き、覇気のない口調で話すキョーコに、ローリィも椹も驚き、そして、その内容に眉を顰める。


 ――立場を傘にして、虐げてきたのか。


 ローリィはもうわかったと、それ以上何も言わなくて良いとキョーコを止める。

「それで、不破のあの高圧的な態度に繋がっているわけだな?」

「……はい」

「だが、どうして、不破に追いつきたいと思ったんだ?」

「それは……馬鹿にされて、我慢できなくて……私にだって出来るって、証明したくて……だから、私はッ!」

「なるほどな」

 そう言うことだったのかと、ローリィと椹は頷き合う。

「一先ず、二人の過去のことは置いておいてだ。本題に入るが、俺は君が……今時には珍しいほど、分を弁えている子だと分かっている。だが、敢えて、問わせてもらうが、君は不破尚に携帯の番号を含めた何らかの現在の連絡先を教えたことはあるのかな?」

「いいえ! ありません!」

 冗談ではないと憤慨するようにきっぱりと言うキョーコにローリィも、椹も納得したように頷いた。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.11.05 執筆

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