THE SACRED LOTUS

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ダンデライオン・31




 形勢が悪いと感じたとか、それまで傍観していた尚のマネージャーである安芸祥子は社から庇うように尚の前に躍り出る。

「あ、あの! 社さん……でしたよね? うちの尚とキョーコちゃんはおさ……」

 そして、祥子は何かを訴えかけ始めたが社はそんな彼女を冷やかな視線で応じ、祥子の言葉を遮った。

「貴女も、一体、どう言うつもりなんですか? DMの時然り、今回の件についても、貴女はマネージャーとしての責務を果たせていない。貴女が俺と同じ“マネージャー”とは本当に信じ難い話です。一体、何度、うちの京子を傷つければ気が済むんですか?」

「そんな、酷いッ!」

「“酷い”? 俺の言っていることのどこが酷いのでしょうか? マネージャーと言う立場にいる俺から言わせてもらえば、大体、担当アーティストをコントロールできない無能なら早々に辞職すべきだと俺は思いますよ? それこそ、不破君のためにも。貴女の存在は害毒としか思えない」

「なッ!」

 顔色を蒼から朱に変える祥子を今度は尚が庇うように社に噛み付く。

「ちょっと、あんた……祥子さんに何を言ってるんだよ! それに、“うちの京子、うちの京子”ってウルセーんだよ! あんたこそ、敦賀蓮の犬の癖に偉そうなこと言ってんじゃねぇよッ!」

 そう罵られても社は動じることなく、尚を冷めた視線で見つめる。

 それが面白くなかったのだろうか、尚は社に掴みかかろうとしたが――阻まれた。

「……敦賀蓮のマネージャーである社氏が犬なら、アンタのマネージャーは単なる無能な雌ブタってか? あぁ?」

 少々ドスの入った声音と、表情を不破尚に向け、安南監督は吐き捨てた。

「どうなんだよ、糞ガキが!」

「っざけんじゃねぇよ! おっさんこそ、何なんだよ! 関係ないヤツは引っ込んでろよ!! それと祥子さんに謝れ!」

「俺が関係ない? それに、謝れだと?」

 何を寝ぼけた事を言ってやがると安南は尚を見下した。

「お前、ここをどこだと思ってやがる?」

「ハッ! ここはキョーコがまたイジメ役として出てるドラマの撮影スタジオだろ? わかってるさ」

 それがどうした?と平然と言い切った尚に社も、安南も、いや、BOX"R"の関係者が眉を顰めた。

「それがどうしたって言うんだよ、おっさん!」

「俺はな、そのドラマの監督なんだよ」

「へぇ。で?」

「…………“で?”ってか。今、イジメのシーンを撮っているところだったんだが」

「……だから、何だって言うんだよ!」

 苛々とした口調で尚は安南を睨みつける。

「イジメのシーンはな、脚本がないんだ。その場、その場で、ナツさ……京子たち役者のアドリブ一発勝負で撮っているんだ」

 激し易い傾向にある安南であったが、この時ばかりは尚を見る目は冷やかに見つめる。

「それが、不破尚。どう言う意味か分かっているか?」

「脚本通りに演じられないってことだろ? 役者失格だな。流石、キョーコらしいぜ」

 そう言ってせせら笑った尚を誰もが唖然と、そして、侮蔑を持って見つめた。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆。

 ヤッシーのターン一旦終了→監督のターンへ移行(笑)

 天音蓮華
 2011.11.26 執筆

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