THE SACRED LOTUS

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ダンデライオン・33




 ギラついた瞳で尚は安南を睨みつける。

 だが、安南はそんなことはお構いなしで話を続けた。

「脚本がねぇし、ついでに演出もねぇ。勿論、大まかな動きは打ち合わせしてはいるが、あくまで、大まかな、ざっくりとしたものなんだよ。つまり、カメラマン、照明、音声、スタッフ一同、神経を張り巡らして撮影に望んでいる。常に“ナツたち”の演技に、台詞に、行動に注視してなきゃいけねぇってわけだ」

「……」

「その集中力ってどれ程の物か分かるか? 一瞬たりとも気を緩める暇なんてねぇって言う意味がお前さんに分かるか? わからねぇよな、わからねぇから、お前さんは自分の勝手な都合で台無しにしてくれたわけだ」

「……」

「黙ってねぇで何とか言えや」

「……知らなかったんだよ、アドリブでやってるなんて」

 バツの悪そうに不貞腐れる尚を安南は忌々しい気持ちで見つめた。

「ここまで言っても、何も分かろうとしねぇんだな、お前は。知らなかっただけで済まされる問題じゃねぇって言う事をいい加減理解しろや。それに勘違いしているだろ? その言い方じゃ。イジメのシーンじゃなくて、他のシーンなら問題がないと思ってやがるところがムカつくぜ。本当に胸糞が悪ぃな、オイ」

「……撮影の邪魔をしたのは悪かったけど、何で俺がそこまで言われなきゃなんねぇんだよ。何もかも、キョーコが全部悪いんだぜ? 俺のオファーを蹴って、あのVIE・GHOULのオファーを取ったって言うしよ。ありえねぇだろ?」

「……」

 安南は、否、その場に居たBOX”R”の関係者たちは的外れな言い訳を始めた尚を唖然として見つめるしかなかった。

「大体、この仕事だってDark Moonの未緒があって取れた仕事だったって聞いたんだけど? その未緒自体は俺のPVの堕天使のお陰だったわけだし。本当にキョーコの癖に生意気なんだよ。俺のオファーを蹴るなんて、調子のってんじゃねぇって感じじゃね?」

「……」

「大体、キョーコの癖に俺に逆らおうって言うのが生意気だっつうの」

 すべての何もかもがキョーコの所為だと責任を押し付ける発言を繰り返す尚に安南は驚きを隠せないで居た。

 まさか、ここまで精神が幼いとは思いもしていなかったからだ。

「……あぁ、社氏?」

 思わず、安南は振り返り社を見る。

「……なんでしょうか、監督」

 大体、言いたい事を察していた社はしごく冷静にその視線を受け止める。

「この坊ちゃんは……あぁ、その正気か?」

「彼は元々こう言う人間ですよ」

「……随分と傲慢で我儘放題じゃねぇか」

「えぇ、それに常識もない」

 ばっさりと尚を切って捨てる社と安南の会話に尚は更に機嫌を悪くする。

 そして、それを察さした祥子が尚を宥めていた。

 その二人を冷やかな見つめる周囲を他所に尚は憤懣やるかたなしとでも言うように、安南と社を睨み付け、噛み付き始める。

 そして、最終的には全部キョーコが悪いと騒ぎ始めた。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 監督のターン→尚の言い訳のターンに移行(笑)
 何となく、尚が言いそうな事だと思うのですが……嫌いすぎて色眼鏡で見すぎでしょうか!?
 松ファンの方、すみません。

 天音蓮華
 2011.11.30 執筆

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| ダンデライオン【完】 | 21:00 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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