THE SACRED LOTUS

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ダンデライオン・45




「大体ね、ショーちゃんが一人で上京したと分かったら、“知らなかった”なんて、私には口が裂けても言えない台詞だったのよ?」

 いつまでも子供じみた言い分ばかりを聞かされ、キョーコはウンザリしていた。

「逆に何故一人で行かせたんだと皆に激しく責められたはずだし。不破家に、ううん、京都にすらいれなかったと思う。だから、まぁ、一応、一緒に上京したことは私にとって最低限の義理と義務で、それを果たしたって言うだけなんだよ」

「ぎ、り? え? 義務って……」

「そう、義理と義務。ショーちゃんの面倒を見るって言う義理と義務。でも、それは十分に果たしたよね? 私は高校にも行けず、ただひたすら、毎日、毎日、バイト三昧。稼いだお金はショーちゃんの生活費と見栄の為に注ぎ込んであげたじゃない? そのお陰で、こうやって、ショーちゃんはデビューできたんだから、もう十分でしょ?」

「……」

「それとも、まだ足りない? まだ、ショーちゃんは満足できてない? 周囲の都合で“不破家の居候”になるしかなかった私をまだ隷属させて、支配していないと気が済まない?」

「え?」

「貴方にとって、私は奴隷か、人形のようなものなのよね? 未だに、そう言う認識なんでしょ? だから、俺に逆らうのは、刃向かうのは“生意気だ”って言うのよね?」

「お、れは!」

「マスコミでも呼んで、みんなの前で私が貴方に“ご主人様”と言って、跪いて、足の裏でも舐めて、恭順を示せば満足?」

 軽蔑し、吐き捨てるように言い切るキョーコに尚は一瞬動揺し、それを認めたくなくて怒鳴り散らした。

「キョーコ! お前は何を言ってるんだよ!」

「突き詰めれば、そう言うことじゃないの? 散々私を利用して、搾取して、でも、まだ物足りないんでしょ? ねぇ、今は何が足りないの? 私に何をさせたいの?」

「別に俺は、そんなことを望んじゃいねぇよ! それに、俺は別に……お前を奴隷だなんて……思ってねぇよ」

「ウソツキ。貴方にとって私は自分の自尊心を満足させる道具でしかない癖に」

「嘘なんか吐いてねぇよ! それに、道具だなんて……俺は!」

 真っ赤な顔をして叫ぶ尚にキョーコは懐疑的な視線を向ける。

「……でも、私のことは自分の付属品とか、そんな風に思っているわよね? 未だに」

「ちが……」

「あぁ、それとも、そうか。そう言うことか」

 一人で納得するキョーコに尚は訝しげに見る。

「キョーコ?」

「ショーちゃんは勘違いしてるんだね。」

「勘違い?」

 何のことだと首を傾げる尚をキョーコは冷やかな軽蔑が篭った眼差しで見つめた。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆


 天音蓮華
 2011.12.21 執筆

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