THE SACRED LOTUS

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ダンデライオン・49




「……もうやめて、キョーコちゃん! それ以上、尚を追い詰めないで!」

 泣きそうになりながら祥子はキョーコに縋った。

「お願い、もうやめて」

「何故?」

「何故? 何故ですって!?」

「えぇ、そうです。何故ですか? 真実を知りたがったのはショーちゃんですよ? それを知ったからって、どうして、ショーちゃんが“追い詰められる”ことになるんです? 本当に意味が分かりません」

「……キョーコちゃん!」

「そもそも、どうして、貴女は止めることなく、ショータローをここに連れて来たんですか? ここにショータローを連れて来なければ……こんなことにはならなかったのに自業自得を私の所為にしないでくださいよ」

「キョーコちゃん!」

 キョーコを非難する祥子の声に、キョーコは思わず笑い出した。

「……何が可笑しいの、キョーコちゃん?」

 憮然とした態度の祥子にキョーコの笑みは更に広がる。

「……まぁ、別に良いじゃないですか。ところで、祥子さん」

「……何かしら?」

「本当に、ここに何しに来たんです? 用がないなら早々に帰って欲しいんですけどね……邪魔なんで」

 バッサリ切って捨てるキョーコに祥子は頬を引き攣らせる。

「それに……」

 キョーコは面倒くさそうな顔を隠しもせず、未だに呆けている尚に向き合うと、さてどうしたものかと思案した。

 そして、キョーコは尚の目の前で拍手を打った。


――パシンッ!


 乾いた音がスタジオ内に響くと同時に、尚の意識が計らずとも浮上した。

「……目、覚めた? 気を失っていたようだから気付かせてあげたわ」

「……キョーコ」

「いつまでもこんな所で呆けられていても迷惑なのよ。気付いたなら、早く帰って」

「キョーコッ! おまっ……!」

「何よ、まだ用があるって言うの?」

「よ、う?」

「もう何でも良いからさ、私の前から消えてよ。鬱陶しくて適わないわ」

「キョーコ!」

 キョーコの物言いに尚は悲痛な叫びを上げた。

 だが、そんな叫びすら今のキョーコの心に響くものはない。

 ただあるのは不快感と嫌悪感だけだ。

「ほら、さっさと帰ってよ」

 追い出しに掛かるキョーコに、祥子は咄嗟に声を上げた。

「……待って! 待って、キョーコちゃん!」

「……何ですか?」

 実に迷惑そうに振り向いたキョーコに祥子はたじろぎながらも、まだ本題が残っていると食い下がった。

 だが、キョーコは祥子の、その態度こそが不満だった。

 あれだけ、非難しても、苦情を言っても、常識を説いても祥子には全く響くモノがなかったらしい。


――何より。

未だに謝罪の言葉すら一つもないんだもの。


 そのことにキョーコは失望した。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 キョーコちゃん、ハピバ! そして、メリクリ!
 キョーコちゃんの誕生日だと言うのに……クリスマスだと言うのに、なんていうか、暗い話ばかりでごめん。
 い、今だけだから!
 この峠を乗り越えたら、きっと明るい未来が待っている……って言っても、FAIRYに続くんだけど、最後はハピエンだから!
 今だけ許して欲しいのです。(ノДT)

 天音蓮華
 2011.12.25 執筆

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| ダンデライオン【完】 | 21:00 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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