THE SACRED LOTUS

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ダンデライオン・52




 まるで敵のような目で社を睨む祥子を見て、社は内心嘆息した。

「何ですか、マネージャー失格の安芸祥子さん?」

 未だ、尚に胸倉をつかまれたまま、でも、動じることなく応じる社に、祥子はたじろぎながらも、不快感を顕にし、社を睨みつけた。

「なっ!」

「今、暴言だと、侮辱されたと思いましたか? これは暴言でも侮辱でもなく、単なる事実の指摘に過ぎません」

 侮蔑がこもった眼差しに祥子は一瞬怯む。

「何故なら、貴女は不破君のマネージャーでありながら、今まさに、暴力行為を行なおうとしている不破君を諌め、止めるわけでもなく、ただただ傍観者に成り下がっているじゃないですか」

「……そ、それは」

「それとも、貴女は不破君のこの行動こそが“正当性”があり、褒められるべき行為だと本気で思っていらっしゃるのかな?」

「……で、でも、そちらにも非はあるんじゃありませんか!?」

「はぁ?」

「尚の、ぼ、暴言、暴力をとめないというのであれば……キョーコちゃんが尚にしたことは良いのですか!? 社さんだって、キョーコちゃんの暴言を止めなかったじゃないですか!?」

「……呆れたな」

 そう言って、社は乱暴に尚の腕を振り払った。

「呆れ返りました、えぇ、本当に、本気で」

 社は、そう吐き捨てながら、尚によって乱された服を整える。

「うちの京子が不破君に何をしたと?」

「う、うちの尚を傷つけたじゃないですか! 今!言葉の暴力によって!」

「……貴女は本当にマネージャーなんですか? いや、ちゃんと全うな教育を受けてきた成人女性ですか?」

 信じられないと語る社の瞳に祥子は不快感を顕にした。

「失礼な事を言わないで頂きたいですわ!」

 祥子は祥子なりに言いたいことがあった。

 確かに、尚がキョーコのところへ文句と非難を、そして、キョーコの思い上がった勘違いを正しに行くと言い出したとき、止めることはしなかった。

 祥子としても、納得いかなかったと言う大きな理由もある。


――何故、キョーコちゃんが尚ではなく、VIE・GHOULとの仕事を取ったの?

 VIE・GHOULと不破尚、そして、レイノ個人とキョーコとの“問題”を忘れたというの?

 キョーコちゃんが尚を裏切るなんて……。


 LMEの椹さんから正式にオファーの断りを貰った時、何度も、何度も、自問したが結論が出るわけでもなく、また、その断りの所為で尚が荒れに荒れていたのを必死に宥めるのに苦労だってしたのだ。

 それもこれも、LMEが、京子が不破尚のオファーを断った所為なのだから。

「た、確かにキョーコちゃんの仕事場に押しかけて、スタッフの皆さんにはご迷惑をお掛けしたことは申し訳なったと思います」

「……スタッフの皆さんには、ね。京子自身に謝罪の言葉はないんですね」

 冷やかな社の言葉に、祥子は唇を噛み締める。

「勿論、キョーコちゃんにも悪いことしたとは思っています。でも……」

「……また、“でも”ですか? さっき、京子に“でも”は社会人が使う言葉じゃないと言われたばかりなのに理解しない人ですね」

 いや、できないのかとハッと鼻で笑う社を祥子は只管、睨み付けた。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 年末年始について

 天音蓮華
 2011.12.28 執筆

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