THE SACRED LOTUS

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ダンデライオン・55




「どう言う意味も、こういう意味もありません。ところで、俺の方からも貴女がたに聞きたいのですが、今回の件はLMEが不破君の新曲PVの出演依頼を断ったことが、全ての元凶だと思っているのですか?」

「……別にそう言うわけでは……」

「そう言うわけではないと? 決して“ない”と言い切れるのですか?」

 さっきまでの勢いはどこに行ったのか。

 祥子は萎縮したように身体を縮め、小声で答える。

「尚を蹴って、VIE・GHOULを採るなんて……」

「ありえない?」

「……ありえねぇだろ? VIE・GHOULだぜ? あいつに何を」

「不破君!」

「何だよ」

 冷やかに睨む社を尚は不快そうに見て、鼻を鳴らした。

「君は本当に最低だ、人としてね。正直言えば、かなり軽蔑している。いくら“未成年(こども)”とは言え、許容できる範囲を超えているからね」

「あぁ!? 何で、俺がアンタにそんな事を言われなきゃならねぇんだよ!」

「尚! 黙って!」

 今更だが必死に祥子が尚を止めようとした。

 だが、その程度で止まる不破尚ではなかった。

「君はさっきのキョーコちゃんの独白を聞いて、反省する素振りもない。いや、もっと悪いね。何も感じていないのかな? もしくは、キョーコちゃんの戯言だと切り捨てているの? 何にせよ、そんな態度が取れるんだろうね」

「アンタに何が分かるんだよ! 大体、キョーコがあんな風になったのは敦賀蓮や、アンタの所為だろ!?」

「尚! お願いだから黙って!」

「……俺たちの?」

 突然のことに社は目を瞬かせる。

「そうさ! どう言うつもりか知らねぇけど、キョーコのヤツは敦賀蓮に懐いていやがるからな。キョーコみたいな馬鹿を騙したり、洗脳したりするのは簡単だったじゃねぇの?」

「……洗脳?」

 社は驚きと不快感を示すが、尚はそれを鼻で笑って取り合わなかった。

「大体、アイツはな、昔から俺に騙されているって知らずに何でも信じてきた鈍感の馬鹿女だからな! 手名付けるのも簡単だっただろ?」

 あまりの暴言に社だけじゃなく、キョーコも、BOX”R”のスタッフ一同も絶句した。


――つまり、不破尚は、不破松太郎は、散々、最上キョーコを“騙している”と言う自覚があった上で、キョーコを利用してきたと言うことなのか。


 確かに、広い世の中だ。

 盲目的に不破尚の言葉を迎合する輩はいるだろう。

 だが、今、この場にはそんな人間は一人もいない、いるわけがない。

 いや、もしかしたら、キョーコの独白を聞く前であれば、確かに“愚鈍な京子”と尚の言葉に感化され、そう思う人間が居たかもしれない。

 しかし、キョーコの独白を聞き、不破尚の暴言を、暴力的行動をつぶさに見せつけられた彼らには通用するわけがない。

 だが、そのことに尚も祥子も理解を示すことはなかった。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 ・年末年始について
 ・年末年始の更新予定表


 天音蓮華
 2011.12.31 執筆

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