THE SACRED LOTUS

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ダンデライオン・57




「何それ? “密会”なんてしてないけど?」

 キョーコは心底、つまらなそうに答える。

「嘘言うなよ! 俺は見たんだ、この目でな!」

「何を? どこで?」

「ここの建物内にあるカフェでお前たちが密会しているところをだ! 誤魔化す気かよ!? 二人きりで話してただろ!? しかも、お前にPV出演して欲しいって、あの男、言ってたじゃねぇか!」

「……色々と突っ込みたいことがあるんだけど」

「あぁ?」

「ねぇ、馬鹿ショー。貴方のこと、馬鹿だ、馬鹿だと昔から思っていたけど、本当に馬鹿なのね」

「な、に!? お前にそんな事言われる筋合いはねぇよ! それにな、どうせ、あの優男に甘い言葉で唆されたんだろ!? だから、俺の話を蹴って、VIE・GHOULの依頼をとったんだろうが!」

 既に理性など不破尚の中にないのだろうと、二人のやり取りを慎重に見守っていた社は思った。

 バッサリとキョーコに“過去”と“絆”を切られ、尚がずっと信じて疑いもしなかったモノが崩れ落ちて喪った今、あるのは憎悪と逆恨みと言う負の感情のみ。

 血走った瞳が何よりの証拠だと社は思った。


――でも、カフェで密会ねぇ、キョーコちゃんがVIE・GHOULの一人と。

 まぁ、そんなVIE・GHOUL(ライバル)とのシーンを目撃して、居ても立ってもいられなくなり、こうやってここに乗り込んできたと言うところなのかな。

 いや~、実に醜いな、男の嫉妬は。

 しかも、」キョーコちゃんを改めて“支配”しようとして、逆にキョーコちゃん本人にバッサリやれちゃったとか笑い話にもならないよな。

 まぁ、ここで反省するような男だったら、キョーコちゃんがこんな風に辛い思いを長年する事はなかっただろうし、もうヤツの腐りきった本質は改善のしようがないと思った方が良いな。

 何にしても、だ。

 遅い。

 何もかも遅いんだよ、不破尚君。

 もう既に賽は振られ、その目も出てしまっているのだから、今更、何も変えることなんて出来ない。

 そして、君に変える力なんてない。


「……馬鹿ショー、もう一度、日本語を勉強した方が良いんじゃない? “密会”って言う言葉の意味は“人目を忍んで会う事”を言うのよ?」

 キョーコは呆れた様に言い、社もまた、いや、その場に居た者たちが誰もが思ったことだ。

 たまたま顔見知りの芸能人同士が、カフェでお茶をする、それも仕事の合間を縫って。

 そんなことは普通に良くあることで、単なる最低限の社交に過ぎない。

 まして、そのカフェと言うのがこの現場の建物内と言うならば、そんな物は“密会”になりはしないし、問題ではない。


――まぁ、確かに、男と、それもVIE・GHOULと二人でお茶をするなんて“無用心”で、ある意味問題だけど……そう色んな意味で問題だ。

 蓮の耳に……入れるべきだと思うけど、俺が言うの?

 コワッ!

 社は大魔王に変身する蓮を想像し、そっと胃の辺りを押さえた。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 ・年末年始について
 ・年末年始の更新予定表

 天音蓮華
 2012.01.02 執筆

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