THE SACRED LOTUS

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ダンデライオン・59





――今なら、許してやっても良い。


 高圧的に言い放った尚に、誰もが不快そうに顔を顰める。

 またキョーコも同じく、数々の底の浅い尚の言動にうんざりし、長い溜息を吐きだした。

「あのね? 私は貴方に許しを請うようなことはしてないの。それに、私は……ミロク……さん本人にもちゃんと私の立場や考えは話してあるわ。それに事務所がGOサインを出したら受けるし、NOと言ったら受けることはないってね」

「……」

「疑うなら、ミロクさん本人に聞いてみたら良いわ。それと今回、椹さんにタレント部の主任に言われたのは、あくまで、不破尚のオファーは断ったと言う話だけ。本当にそれだけよ?」

「……どう言う……」

「一体、何を勘違いしているのか分からないけど、未だに私はVIE・GHOULのオファーを受けるとは椹さんから聞いてない。だから、貴方にこの件で非難される謂れはないのよ」

「……えっ?」

 キョーコの言葉に尚と祥子は唖然とした。

 唖然と立ち尽くす尚と祥子を見て、キョーコは忌々しげに睨み付ける。

「こうやって思い込みだけで、ここにまで乗り込んで、貴方に難癖をつけられて、本当に最低最悪よ。ねぇ、馬鹿ショー、この責任、貴方はどうやって取るつもりなのかしら?」

「……責任って、何で俺が!」

 不満そうに怒鳴る尚にキョーコは眉を顰め、社は大きな溜息を吐く。

「不破君、ここは君の信奉者しかいない場所じゃない」

 社は冷やかな眼差しを尚に向けた。

「……どう言う意味だよ!」

「回りを良く見てごらん」

 社の言葉に尚と祥子は周囲をゆっくりと見渡した。

 そして、ようやく、ようやく、ここに来て自分たちの“立ち位置”と言うモノを把握したらしい。


――敵視されている。


 尚はそのことに驚きで目を見張り、祥子はさっと顔色を変えた。

「皆が君をどんな風に見ているのか、そろそろ気付いたらどうかな? ここには、君を愛し、肯定し、何でも、どんなことでも受け入れる君の信奉者――ファンはいないんだ」

「……」

「ここにいるのはプロ意識を持った社会人であり、自分の仕事に誇りを持った大人しかいないんだよ。言っている意味が分かるかな? そしてね、不破君」

 社は不破尚と目線を合わせたまま、諭すような口調で言った。

「大人であっても我慢の限界と言うものがある。いつまでも君の愚かな戯言に付き合ってなどいられないんだよ」

 そして、社は尚から祥子へと視線を移す。


「俺は貴方と言う存在自体が許せそうにない。先ほど、京子が不破尚に言った台詞を覚えていますか? “一度でも脳味噌を使って考えたことあるの?”と」

「え?」

「そっくり、そのまま、俺から貴女にもその台詞を贈って差し上げますよ」

「ば、馬鹿にしないでください!」

「馬鹿にしたくなるでしょう、俺でなくても」

 社の物言いに祥子はカァーと頭に血が上るのを感じた。

 だが、必死に理性をかき集め、深く息を吸った。

 何故なら、この場では祥子しか尚を守って上げられる人間は居ないのだから。

 そう強く心に刻み、その決意を胸にキッと社を再び睨み付けた。

 だが、そんな祥子の葛藤など社は気にせず、フッと鼻で笑った。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 なかなか書く時間が取れない!(ノДT)
 ようやく、一話UPできたよ。

 天音蓮華
 2012.01.16 執筆

 スキビ☆ランキング


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| ダンデライオン【完】 | 21:00 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

無理しないで書いて下さいね


楽しみに待ってます

| アミ−ゴ | 2012/01/18 13:22 | URL |

Re:

お心遣い、ありがとうございます。
楽しんでいただけているようで、本当に嬉しいです。
現状では毎日更新は無理ですが、あまり間を置かず、更新できるように頑張りますw


 天音蓮華

| 天音蓮華 | 2012/01/18 22:54 | URL |














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