THE SACRED LOTUS

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ダンデライオン・62




 社の言わん事を察し、愕然としている二人。

 そんな二人に視線を固定し、淡々と社は説明をし始めた。

「勿論、アカトキの社長だけじゃない。君のスポンサーたちも同じ事を言ったそうです。“不破尚はそんなことはしない”とね」

「……ッ!」

「でもね、ローリィ・宝田自ら頭を下げ歩き、今日一日だけ、今は自分たちの言っている事を信じなくても良いからと頼み込み、受信機とこの動画を見るための特大スクリーンなどを設置させてもらったんです」

 これはLMEにとっても賭けであった。

 不破尚が来なければローリィ・宝田だけじゃなく、京子の、否、LMEそのものの信頼が損ねることになっただろう。

 だが、ローリィは一切の妥協も躊躇もしなかった。

 渋る不破尚のスポンサーたちに頭を下げ、食い下がり、何とか、機材の設置を受諾してもらったのだ。

「……んだよ、それ!? 俺を、俺を罠に嵌めたのかよ!?」

「……別に罠に嵌めたわけじゃないよ。君が自ら飛び込んできた、それだけだ」

「ふざけんなっ! 早くカメラを止めろ!」

 社に掴みかかろうとする尚を、祥子は尚の腰に抱きつき、必死に止める。

「……尚、ダメよ!」

「もう一つ、忠告しておこう」

「……ローリィ・宝田本人の意思と判断で、今、この瞬間から……ここの映像が一般に公開される可能性もある。その準備もしてあるからね」

「え?」

 社の言葉に祥子は震える。

「世間一般に君の本性が晒されても良いと言うなら、好きに暴言を吐き、暴力に訴えれば良いさ」

「……脅しかよ」

「どう思ってもらっても構わない。だが、これだけは言って置く。全て君の自業自得だよ。それに、客観的に見て、この映像が流出すれば……君のアーティスト人生は終わる。否、人生そのものが終わるだろうね」

 悔しさに歯軋りしそうな尚を見て、社はニコッと笑った。

「言っただろう、君はうちの社長の逆鱗に触れたんだと。ようやく、うちの社長の恐ろしさが身に染みて分かったかな?」

「……」

「LMEは京子を、最上キョーコを全力で守る。君には理解できないかもしれないが、LMEは京子と言う存在は、いずれ大輪の花を咲かす蕾だと考えている。だから、彼女を守るために効果的だと判断したなら“どんな手段”だって使うよ」

「……だからって……」

 ボソボソと話す祥子に社はニコッと笑って答えた。

「卑怯だと言いたいのですか? でも、本当に卑怯で、ズルイのは誰だったのか? 最低なことをしてきたのは誰だったのか? 逆に俺は君たちに問いたいですね」

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2012.01.23 執筆

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