THE SACRED LOTUS

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Fairy tale~Episode10-7~




 ローリィは周囲の不安などお構いなしで、一人楽しそうに右手を突き上げポーズをとる。

「アカトキ所属だって良いじゃないか! 既にソフトハット所属の天宮千織君と言う正式部員がいるのだ! そう、つまりだ! ラブミー部には所属事務所など些末なことなのだよ! 重大なのは愛! 愛こそすべてなのだ。“世界にはばたけ!愛の使者プロジェクト!” それこそがラブミー部の使命なのだよ!」

 くるりとローリィはその場でターンを決める。

 それを呆れたように両主任が見守り、蓮と社とキョーコは引きつった顔でローリィを見つめた。

「よって、不破尚にはラブミー部の一員として活動してもらうことにした!」

「…………」

「…………」 

 何とも言えない空気がその場を支配した。

 だが、このままでは一向に話が進まないと、蓮はため息を一つ吐き、呆れたようローリィに言った。

「…………不破の奴が承諾するとは思えませんが?」

「何を言ってるんだ、蓮。奴の承諾など必要ない。この俺がそう決めたんだ。つまり決定事項だ」

「いや、でも、社長……その彼はアカトキ所属の……」

 椹は困惑しつつ思いとどまるように進言しようとしたが、あっさりローリィに言葉をさえぎられる。

「ラブミー部に所属事務所など関係ないといったではないか」

「いや、その前にですね……」

「お前たちはつまらんことに拘る」

「いや、つまらないとか、つまらなくないとか、そう言う問題ではなくて……」

 さらに言い募る椹にローリィは不満そうに唇を尖らせる。

「奴に足りないのは“愛”だと椹君は感じないのかね? 自己愛以外の“愛”を知らぬ未熟な甘ったれた青年を、我々のような立派な大人が導いてやらねばならんのだ。それが大人の責務ってもんだ」

「……あぁ、あのですね、社長!」

 恐る恐る社が口を挟む。

「もし、不破尚をラブミー部員とするならば、必然的にキョーコちゃんと接触することになります。それでは、リスクを承知でキョーコちゃんから引き離すための罠(※1)を張った意味がなくなるじゃないですか!? いくらなんでも本末転倒ですよ!」

「そうですよ、社長! 奴とキョーコを引き合わせるのは危険です!!」

 社の言葉に続き、蓮も言い募る。

「まぁ、普通に入部させたら危険だろうな」

「分かってるじゃないですか!」

「うん、だからな。こちらの意見に従順に従いたくなるよう仕向ければ良いだけだろうが」

「……え?」

「不破尚が心の拠り所にしているものをすべて排斥する予定だ。お前たちにどう見えているのかわからんがな、こう見えて俺は心底、怒ってるんだぜ? お前たち同様にな」

 そう言って、ローリィはあくどい笑みを浮かべた。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

罠(※1):ダンデライオン参照

 天音蓮華
 2014.04.25 執筆

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