THE SACRED LOTUS

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Fairy tale~Episode10-13~




 ローリィの断罪とも取れる言葉の数々にキョーコは打ちのめされていた。
 
 全く自覚はなかった。

 自分の言動で不用意に誰かを傷つけているらしいとも考えもしなかった。


「憐れなキョーコ。孤独なキョーコ。だが、そんな君が、今、ここにいる。そして、今、君の周りにいる者は、過去、君が生きてきた周囲にいるような者達とは違うだろう。少なくとも、俺や、蓮、社、椹、松島、マリアに、琴南君、天宮君、そして、クー・ヒズリが君を愛し、信じ、君を守り助けるために全力をつくすだろう。だから、君も周り者を信じることから始めて欲しい」

「私は……」

 混乱しているキョーコにローリィは困ったように微笑んだ。

「そんな風にしか生きられないキョーコにした不破家及び、その関係者の罪は重いと俺は考えている。そして、その罪の償いを彼らはしなければならない。また、不破尚の両親として、不破尚が今日(こんにち)までキョーコにしてしてきた厚顔無恥で傲慢な振る舞いの数々の責任も取らねばならない。未来の父として断じて許しやるつもりはない」

「……でも、私は……私には……」

「ゆっくりで良い。今すぐに周りを認めろと言われてできることじゃない。それは俺もよくよくわかっているさ。だから、ゆっくりで良い。周囲を認め、自分自身を認め、愛してやれ。君は愛されるために生まれてきた子なんだ。それを疑ってはいけない。もし、俺の言うことが難しいというなら、そうだな……」

 あぁ、と言いながらローリィはちらりと蓮を見た。

「まずはキョーコは蓮の言葉を信じることから始めたら良いだろう。蓮はキョーコが思うよりも深く君自身を愛している。信じている。それは俺が保証する。だから、まずはまるごと蓮のことを信じてやれ」

「しゃ、社長!」

 慌て、照れる蓮にキョーコはようやく笑顔を見せる。

 そんなキョーコにローリィは安堵しつつ、深く息を吸い込んだ。

「なぁ、キョーコは不破尚の両親に何かするのはやはり気が進まないか?」

「……はい。女将さんたちがどう思っていても、事実、今、私が生きているのはあの人達のお陰ですから」

「……しょうがねぇなぁ。それなら不破尚の両親に対しては、直接、俺は手を下さない」

 ローリィは渋々といった感じで再びため息を吐く。

「え? 本当ですか!?」

「あぁ、直接は手を下さない。そうだなぁ、キョーコがされてきたことを不破の実家を定宿としてる俺の友人たち数名に話す程度で許してやろう。客商売に悪評、噂は致命的だろうが自業自得だ。そのくらいのペナルティはあってしかるべきだろう」

「そ、それは……!」

「もちろん、悪評と言っても事実しか言わん。まぁ、歴史ある高級旅館というならばどんな状況であっても乗り越える力はあるだろうよ。それとも力技で潰すか? さて、キョーコ、お前はどうしたい?」

「……」

「不破の実家を跡形もなく潰した方が後顧の憂いもなくなるし、愚かな甘ったれの不破尚も現実を見て心改めるかもしれん。それに、ラブミー部に入れることをお前たちは反対していたが、俺的に言えば、手元においておけば、ヤツの監視も楽だし、何より“教育(調教)”もしやすいだろう? いくら俺でも、ただ、“面白いから”と言うだけで野良犬を飼う気はないんだ。で、キョーコ。君は俺に何を望む? 何をして欲しいと願う?」

「……っ! 細くても逃げ道くらいは残してあげてください」

 キョーコはローリィの怒りの激しさに瞑目し、自分のできることの限界を悟った。

「あぁ、わかった。後のことは任せろ。不破家の奴らには真綿で首を絞めるがごとく、甚振ってやるさ」

 そう言って、ローリィはニヤリと笑う。

 まるで飢えた獣のように獰猛な笑みだった。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

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 天音蓮華
 2014.05.19 執筆

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