THE SACRED LOTUS

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Fairy tale~Episode3-5~




 不愉快だとその顔を語っていた。

 昌弥は周囲を見渡しながら、含めるように説明をする。

「我々は、毎月、多額の金額を不破家に渡して来ましたよ。だから、何不自由なく、キョーコは生活することが出来たわけです。違いますか?」

「お金で全てが解決してきたと?」

 不快を顕に社が言えば、昌弥も不快そうに顔をゆがめる。

「厭な言い方をしますね? 大体、不破夫妻も、率先して、キョーコを大切にし、教育してくれていたと思いますよ。だから、キョーコは“真面目で礼儀正しい娘”に育ったのでは? それこそ、我々が我々なりに大切にしてきた証拠ですよ」

「……冗談でしょう? それが証拠? それで己の責任を果たしたと? ふざけるなっ!!」

 本気で怒っている蓮の様子に、皆、押し黙る。

 チラリと蓮はキョーコを見て、そして、意を決したように言葉を続けた。

「貴方はご存じなかったようですね。預けられた不破家では彼女は泣く場所すら与えられなかった」

「……何の話だ?」

「いつだって、一人だった。だから、彼女は一人で泣ける場所を探し、森をうろついていたんですよ。まだ、彼女は6歳だと言うのに!」

 ハッとしてキョーコは蓮を見つめた。


 ――自分はそんな話を“敦賀蓮”にしただろうか?

 いや、していないはず。


「蓮、お前何を……」

 突然、訳の分からない事を言い出した蓮に社も、ローリィも、両主任も驚き、蓮の顔を見つめる。

「塾のテストで100点が取れなかったと、“また”母親に“馬鹿だ”と怒られると泣いていました。でも、いつか、“母親”に喜んでもらえるように、認めてもらえるようにと、次こそは100点を取るんだと健気に頑張っていましたよ」

 そう言って、蓮は不安げに見上げるキョーコの頭を宥めるように撫でた。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.06.03 執筆

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