THE SACRED LOTUS

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Fairy tale~Episode3-6~




 蓮はキョーコから視線をゆっくりと外し、昌弥に視線を移す。
 
そして、淡々とした口調で語り出した。

「不破の家で大切にされていた? 本当に? それならば、何故、幼い彼女は旅館の手伝いをしていたのです? 何故、調理技術を習得しようとしたのでしょうか?」

「…………」

「彼女は幼い頃から聡い娘でした。自分が不破家において、“厄介者”であると感じ取っていたから、そう思われていると知っていたから、だから、“嫌われない”ようにするために必死だった。そこしか居場所が無くて、選択の余地などなく、彼女はそうするしかなかったんですよ」

「つ、るが、さん?」

 混乱しているだろうキョーコに蓮は困ったように微笑み返す。

「知っていますか? この場にはいませんが、彼女には親友の新人女優が居ます。その彼女とのじゃれ合いの中でも、最上さんは良く言う言葉があるんですよ」

「一体、何の話を……」

「――“私を嫌わないで”」

「……」

「じゃれ合いの、他愛のない会話で最上さんは親友に良く言うんですよ。“嫌わないで”って。それこそ、幼い頃から最上さんは“嫌われる”ことが“前提”の場所にいたと言う証拠なのでは?」

「……」

「不破家はそんな場所だった。それなのに大切に教育……ですか? 随分と可笑しな事をおっしゃる」

 蓮の言葉だけが、その場に響く。

 そして、フッと蓮は笑った。


 ――毒々しいほど艶やかに。


 昌弥は一瞬、魅入ってしまう。

 そして、これが“敦賀蓮”と言う人間の魅力の一端なのかと肌で感じ、全身に鳥肌が立った。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.06.04 執筆

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