THE SACRED LOTUS

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Fairy tale~Episode3-7~




「貴方はご自分の誕生日を、誕生日の日に祝った事がありますか? 」

「一体、何の話だ?」

 脈略の無い話に昌弥だけではなく、その場にいる者が、皆、訝しく思っていた。

「ご存知でしたか? 彼女の誕生日は12月25日なんですよ」

「……それが何だと……?」

「“それ”ですか。彼女はね、去年まで自分の誕生日を誕生日の日に祝ってもらったことさえないと貴方がたは知っていましたか?」

 その言葉に、ローリィたちも驚きを隠せなかった。

 正直、まさかと思った。

 そんなことがあるのかと。

「…………蓮、お前……」

「不破の家ではね、12月24日、クリスマスイブの日に、クリスマスと一緒に祝ってもらってはいたそうです、一応は。でも、誕生日とクリスマスは別物でしょう? 不破の家は大きな旅館と言う話ですから、仮に一緒に祝うしか時間が取れないのは仕方がないとしても」

 接客業と言うものの大変さを知らないが、そう言うこともあるだろうとは理解している。

「でも、何も24日にじゃなく、25日だって良かったはずでは? まして、本来は25日こそ、クリスマスの祝いの日、聖夜なのですから」

「つ、敦賀さんはッ!」

 キョーコが今にも泣き出しそうな顔で、声を上げる。

 だが、蓮は人差し指をキョーコの唇に当てると、キョーコの言葉を封じた。

「それは、すこし“哀しいね”と俺が言ったら、当時のキョーコちゃんはなんと言ったと思います?」

「……」

「どうして?って不思議そうな顔をしたんですよ。“どうして? クリスマスとお誕生日、二つ同時にお祝いできるのに”って」

「……」

「そして、こうも言ったんですよ。“一人で留守番をしているのと比べたら、私、ずっと嬉しいし、楽しいわ”ってね」

 静かに昌弥を見据える蓮の瞳は酷く冷たかった。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.06.05 執筆

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