THE SACRED LOTUS

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Fairy tale〜Episode4-1〜




 ――自分はなんて卑怯な男なんだろうとつくづく思った。

 だが、今、この瞬間。

 この愛おしい小さな手を、身体を離すことは出来なかった。


「聞いて、最上さん」

「……な、して、離してくださいッ!」

 咄嗟に掴んだ腕を強引に引っ張ると、泣きじゃくるキョーコを抱きすくめた。


 今、離したら、きっと最上キョーコは何もかも捨てて消えてしまう――そんな厭な予感がしたから。

 だから、絶対に離すものかと、蓮は必死にキョーコの身体を押さえ込む。

 だが、自暴自棄になっているキョーコは、蓮の腕から抜け出そうと激しくもがき暴れ続けた。

「離してッ!」

「ダメだ。今、君を離したら……消えてしまうだろう? そんなこと、俺が許さない」

「……敦賀さんはッ!」

 まるで、血反吐を吐くように搾り出されたキョーコの声に、蓮の胸には痛みと哀しみが広がる。

「……うん」

「皆に、神様に、愛されてる敦賀さんに、私の気持ちなんて分からないッ! それに……」

「……うん」

「それにッ!」

「うん。全部、言って。俺に君の気持ちを吐き出して」

 少しでもキョーコの慰めるように優しく囁いた。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.06.08 執筆

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