THE SACRED LOTUS

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Fairy tale~Episode4-3~




 自暴自棄になっているキョーコに、蓮の言葉は甘い嘘にしか聞こえなった。

「嘘! 敦賀さんは優しいから、そう言ってくれているだけなんです」

「最上さんッ!」

「大丈夫、分かってますから」

 勘違いなんてしませんよと呟くキョーコに蓮は焦燥を覚える。

「最上さんッ!」

「私には何の価値もないのだと、今回のことで良く分かりました」

「最上さんッ!」

「世間に“未緒”と、“ナツ”を褒められて、私は有頂天になっていたのでしょう。親にすら愛されない私には……何の価値もないのに……バカみたい」

「キョーコッ! 君に価値がないなんて、そんな事はない! 誰にも必要とされていないなんて、そんな事を言うな!」

「もう良いんです、敦賀さん。これ以上、私に惨めな思いをさせないでください。それに分かってるんです、本当に。私が浅ましかったから……こんな結果を招いたってことを」

「……あさ、ましい?」

「えぇ。好かれようと、気に入られようと他人のために頑張ってきた……けど、でも、それは事実であって、真実じゃないって」

「何を言って……いるんだ? 君は?」

「つまり、私はこう言いたかったんでしょうね。“あなたの為にコレだけの事をしたのだから、好きになってくれるよね?”って」

 そう言って、ふふっと厭な笑い方をするキョーコに蓮は戦慄を覚えた。


 ――まるで、壊れ行く過去の自分自身を見ているようで……。


 怖くて、恐くて、仕方がなかった。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.06.09 執筆

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