THE SACRED LOTUS

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Fairy tale~Episode5-7~





 蓮は大きく息を吸うと、静かに吐き出す。

「一人だけね、アメリカでも“俺”を見てくれた人がいたんだよ。俺自身を見てくれた人がね……昔の君のように……」

「え?」

「自暴自棄になった俺を止めようとしてくれた人がいた。リックは……リックって言うんだけどね、いつも俺を励まして、支えてくれていた。でも、愚かな俺はそれに気が付かなかったんだ」

「……はい」

「そして、ある日、リックは俺の所為で、俺の目の前で亡くなった……今でも、その光景を鮮明に覚えているよ。血だらけで横たわるリックの姿を……そして、彼の恋人にね、“人殺し”って罵られたんだ。“代わりに死ね”とね。全く、その通りだと思ったよ」

 その話を聞いて、キョーコは息を飲む。

「……あの時から俺は……リックの事があってから、俺は自分の“幸せ”と言うモノを諦めた。幸せになる資格がないと思ったからね。だから……」

 キョーコの手を取ると、両手で包み込む。

「何処にいても、大切な人はつくれないって思っていた……」

 その言葉にキョーコは、思わず、息を飲んだ。


 ――あの時、坊の中で聞いた台詞はここに繋がるのかと。

 で、でも、今、言いたいのは……。


「あ、あの……つ、敦賀さん?」

「何?」

「な、何じゃなくて、ですね。その、て、手をはな……」

「嫌だ」

「嫌って……」

「俺はね、何の気兼ねなく、君に触れる権利が欲しいんだ」

 そう言って、キョーコの手の甲にキスを落とす。

「ふぇぇ……あ、あの、それってセクハラです。って言うか、触れる権利って……えぇぇぇぇぇ!? ど、どう言う、意味ですか!?」

「本当に分からない?」

「えっと、あのッ!」

「俺の恋人に……ううん、違う。俺の奥さんになって欲しい」

「…………………………はぁ?」

「恋人じゃ、俺に縛り付ける事ができないからね、完全に。その点、奥さんなら、法的に拘束できるし、うん、それが一番良い」


 ――な、な、何言っちゃってるんですかぁぁぁ!? 敦賀さん!?


 その瞬間、キョーコは自分が沸騰するのではと思うほど、体温が上がり、全身が真っ赤に染まった。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.06.17 執筆
 2011.06.24 加筆修正

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