THE SACRED LOTUS

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Fairy tale~Episode5-9~




 一瞬、キョーコの胸が高鳴った。

 嬉しくて、嬉しくて。

 でも、何も認めたくないキョーコは、それに気が付かない振りをする。

 それが無駄な抵抗だと分かっていても……既に自分の心の中には“敦賀蓮”がいると自覚していても、認めたくなかった。


 ――これだけは断じて認められないの。


 コーン=敦賀蓮。

 敦賀蓮=久遠・ヒズリ。

 そして、先生の息子。


 その事実を知った今、キョーコにとって心から信頼し、支えしていたモノが、たった一人に集中しているということが何よりも怖かったから。

 もし、また……敦賀さんに、コーンに裏切られたら……否、嫌われたら、それだけでキョーコは足元から全てが崩れていく気がして――違う、全て崩れて、二度と立ち上がることも、前も向く事もできなくなると分かってしまったから。


「…………あ、愛してって……あの、それが一番、よく分からないのですが……何故、私なんです? 敦賀さんなら、もっと他に……」

 今にも泣きそうな、辛そうな表情で言うキョーコに蓮は撃沈する。

 盛大に溜息を吐いて、俯いてしまった。

「あ、あの、敦賀さん?」

「そこからか。それじゃ、君は俺が好き?」

「そ、それは、尊敬してますからッ!」

「……尊敬、ね。本当にそれだけ?」

「……それ、だ、けです」

「…………。それじゃ、想像してみて。俺が、君じゃない別の女性と……そうだな、並んで歩いているところを」

 素直なキョーコは蓮の言われた通りに、その光景を思い描いてしまう。

「キスをしているところを、抱き合っているところを…………俺が、君じゃない別の女性と結婚する姿を」


 ――イヤッ! そんなこと、耐えられないッ!!


 キョーコは胸が締め付けれるように苦しくなった。

 蓮の隣に他の女性がいるところなど見たくは無い。

 そう愚かにも思ってしまう、自分の感情。

 何と言う醜い独占欲だろうか。

 だが、それがキョーコの正直な気持ちだった。 

 そして、静かに涙を流し始めた。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.06.19 執筆

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