THE SACRED LOTUS

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Fairy tale~Episode5-10~




 蓮はそっとキョーコの涙を拭った。

「ごめん、泣かせるつもりは無かったんだ。でも、聞きたい。どうして、泣いたの? 自分の気持ちを誤魔化してまで、一体、君は何から目を逸らしているのかな?」

「え?」

「君が俺を受け入れらえない理由……あるんでしょ? 不安に思っていること、全部言って」

「…………」

「ちゃんと聞くから。何が不安なの?」

 蓮はキョーコの中にある問題の核心へと迫る。


 そして、キョーコは息を飲んだ。

 もう逃げ場など無い事を悟って。


「キョーコ、話して?」

「…………こ、怖いんです」

「うん」

「ずっと、“コーン”が心の支えでした。あの日から辛い事が、哀しい事があっても、あの日の思い出と、“コーン”があったから頑張って来れたんです」

「うん」

「敦賀さんは私の憧れで、尊敬している先輩で、目標なんです。いつか、敦賀さんの横に並んでも見劣りしないような、そんな女優になりたいんです」

「うん。それで?」

「……でも、でも、二人が同一人物だって知った今、怖いんです。貴方に……き、嫌われたら、拒絶されることがあったら……また、いらないって捨てられたら……私は、私はきっとショータローを憎む以上に、敦賀さんを憎むと思いますし、何より、私はもう……立てなくなる」

「どうして、俺が君を裏切ること前提なのかな?」

「だって!」

「だって?」

「私が好きになった人は、私が好きになって欲しいって願った人は、皆、私をいらないって捨てたわ!」

「……それは見る目がなかっただけだよ」

「それに、私は……好きになったら依存してしまう。執着してしまう。それだけしか、見えなくなる」

「依存と執着、か。それなら、俺も負けてないと思うけどね。さて、どうしたものかな?」

「敦賀さん?」

「決めた。最上キョーコさん」

「は、はい!」

 キュラキュラと完璧な似非紳士スマイルを浮かべる蓮に、キョーコは涙目になりながら、ソファーの上で正座をし、姿勢を正す。

「これから、恋人ごっこをしようか?」

 そう言って、蓮は一人楽しそうに笑った。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.06.20 執筆

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