THE SACRED LOTUS

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忘却の彼方へ・3




 “ナツ”が笑った。

 ニッと、まるで面白そうな獲物を見つけた時のように。

「そんなに私と食事に行きたいんですか? だったら、土下座して頼んだら、考えてあげても良いですよ?」

 普段のキョーコを知っているが故に、その冷めた視線、冷めた口調に唖然とする尚と祥子。

 そして、ハッと尚が我に返ると、顔を真っ赤にして怒鳴り散らした。

「ハッ、何好い気になってんだよ? キョーコの癖にッ! 高々、Dark Moonの打ち上げで評判が良くなったからってよ。大体、撮影後の予定って何だよ? どうせ、何にもないんだろ? 見栄張るんじゃねぇよっ!!」

「…………」

「お前が好きなところ、何処へでも連れてってやるし。所帯染みたお前のことだ、滅多に外食なんてしないんだろ? あぁ、できないのか。この機会に俺様が良い所に連れってやるよ。感謝しな!」

 ニヤニヤと不敵に笑う不破尚に千織が食って掛かろうと、口を開きかけた。

 だが、先に動いたのは、“ナツ”の方だった。

 腰に手をあて、見下したように尚を見て、呆れ返ったように大きな溜息を吐いた。

「予定があるって言ってるでしょ? 耳が悪いの? それとも、あぁ、頭が悪いのね? 可哀想に……」

「何だとーッ!?」

「私は撮影後も予定があるって言ってるじゃない。しつこい男も、馬鹿な男も嫌いなの。それに、仮に予定が無くても、どうして、わざわざ、私が不破さんに付き合ってあげなきゃならないの?」

「キョーコ、てめぇー!!」

「行くわよ、ユミカ」

 颯爽と去ろうとするキョーコに尚が再び阻もうと、肩に手を掛け、無理矢理、自分の方に無理向かせる。

「ッ!」

 力一杯、しかも、無理矢理、体勢を変えられ、キョーコは肩に痛みが走るのを感じ、顔を顰めた。

「用って何だよ? まさか! アイツか?」

「痛いわ、放して」

「アイツと約束してんのか!?」

「……痛いって言ってるんだけど?」

「誤魔化すんじゃねぇよ!? それに、これ……」

 そう言って、尚はキョーコの胸元を飾る“ペンダントトップ”に手を掛ける。

「それに触らないでッ!」

 咄嗟のことで、“ナツ”からキョーコに変わってしまった。

 そして、明らかに顔色が変わったキョーコを見て、尚は勝ち誇った顔をした。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.05.30 執筆

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