THE SACRED LOTUS

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忘却の彼方へ・8





 ――だって、そうでしょ?


「女優・京子には不破尚は要らない。必要ない。邪魔なだけ」

「私に、アイツは必要ない……」

「害虫は害になるから、抹殺されるのよ?」

「アイツは……害虫……言い得て妙だわ」

「そう。だから、リセットしちゃえばいいの。あんな最低男は京子さんとは全く関係が無い存在で、過去の事も含めて忘れちゃえば良いの」

「……そうね、忘れた方が良いよね」

「うん、私はそう思うよ。でも、それが難しいなら……そうだ、不破とのことは、悔しくても単なる芸の肥やしだっただけで、全ては芝居のための良い経験だったと考えたら?」

 手を叩き、良い案だと思わない?と千織が聞けば、確かにと納得したようにキョーコは頷いた。

「……そうね。天宮さんの言う通りだわ」

「それに、京子さんは京子さんなりに理想とか、目標とかあるのでしょ? 女優としての」

「うん」

 そう言って、嬉しそうに、恥ずかしそうに、はにかむように微笑むキョーコに千織は目を奪われた。


 ――やっぱり、京子さんが私の理想そのモノなのだ。


 改めてそう思った千織は、少しずつ、少しずつ、キョーコの意識を変えていくために囁き続ける。

「だったら、いつまでも不破尚なんかに、拘っているだけ時間の無駄じゃない。京子さんの女優としての理想の先には不破尚なんかいないんでしょ?」

「当たり前じゃない。あんなバカがいるわけないわ」


 ――良かった。


 千織は、内心、歓喜をあげた。

 思ったより、簡単にキョーコの中から“不破尚”をデリートできそうだ。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.06.05 執筆

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