THE SACRED LOTUS

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忘却の彼方へ・9【了】




 ――そうよ、京子さんには、足枷しかならない不破尚なんて要らないの。

 勘違い野郎の不破尚なんて抹殺されるべきなのよ。

 あの男は京子さんの汚点だと言うなら、早々に抹消しちゃえば良いの。

 何故なら……。


 ――京子さんは稀有で至高な存在。


 ――私が憧れ、夢に見続けた無色透明の不死蝶――FAIRY――なのだから。

 そんなろくでもない、つまらない男に付き合って、これ以上、京子さんが傷つくのは許せないもの。


 だから、千織はキョーコに気が付かれないようにニヤリと笑った。

 そして、キョーコを守るために、千織の“理想”を守るため、更に千織は囁き続ける。

「いつまでも不破なんかに囚われていたら……理想になんて近づけないと私は思うよ?」

「……」

「大体、不破なんかに関わる時間や、心に留めておく場所だって勿体無いわ。そうすれば、全然別の他の事に有意義に使えるじゃない?」


 ――彼女の隣に立つのは、不破のような男であって良い訳が無いのだから。


 繊細で、美しい人。


 それが最上キョーコであり、女優・京子なのだから。

 だから……。

 害虫のことなど、全部、忘れてしまえ!

 京子さんの魅力も、京子さんの存在意義も分からぬ輩に無駄に傷つけられる必要はない。

 誰よりも、私が、琴南さんが、そして、カオリたち、BOX"R"の仲間が、監督が、スタッフが、京子さんの価値を認めている。

 必要としてる。

 京子さんがいる、その空間の、色、空気が一瞬に変わるあの興奮。

 幼馴染だろうが、確執があろうが、俳優でなかろうが、共演した事がある癖に不破はそれを理解し、認めようとすらしない愚か者。

 そんな馬鹿に煩うだけ、無駄なのだ。


 ――FAIRY――理想の存在。


「ねぇ、京子さん。不破なんて、京子さんの中からデリートすべきだと思うわ。だって、女優・京子を高める存在じゃないんだし……ね?」

「……そうね、そうだわ! 天宮さんの言う通りかも!! 何か、物凄くすっきりした気がする! 話を聞いてくれて、ありがとう!!」

 立ち上がり、拳を振り上げ、キラキラと輝くような満面の笑みを浮かべてキョーコが言った。

 それを聞き、思わず、千織は黒い笑みを浮かべてしまう。

「そう? そう言ってもらえて、私も嬉しいわ」

「本当よ! 目から鱗って言うのはこういう事を言うのね! 何だか、うっとおしい霧が晴れたみたい!」

「……京子さんのお役に立てて、本当に良かった」

 そう千織が答えると、えへへと嬉しそうにキョーコが笑う。

 そんなキョーコを見て、千織もまた満足そうに満面の笑みを湛えて、キョーコを見つめた。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 とりあえず、『忘却の彼方へ』は、これで完結です。
 ちおりん、上手いことキョーコちゃんを誘導して、見事、松の存在をデリートしてみました。(笑)
 気が向いたら、その後の話を書いてみようかなと思ってはいます。
 蓮様の出演なしって……私が嫌だから!!(←オイ)
 あとは不憫な尚とか、もっと不憫な尚とか。
 妄想するだけでワクワクします。(笑)
 最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

 天音蓮華
 2011.06.07 執筆

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| 忘却の彼方へ【完】 | 22:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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