THE SACRED LOTUS

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Fairy tale〜Prologue〜


・注意事項
 蓮キョで、ハッピーエンド前提のお話ですが、思いっきりシリアスな話が書きたかったため、前半は限り無く重いです。
 不破尚、不破家に対する扱いはかなり悪いと思います。
 都合上、オリキャラが多数出ます。
 捏造設定がいっぱいです。
 年齢制限ありのお話を書くかもしれませんのでお気をつけください。現段階では未定ですが。

 以上、ご了承の方のみどうぞ。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆



 昔から、俗に言う“ワイドショー”と呼ばれる類の情報番組に激しい嫌悪を感じていた。

 何故なら、ニュースや流行的な情報を取り上げていると声高々に言いながら、その実は他人の、芸能人たちの粗探しや、秘密を暴くことに躍起になり、流す情報は常に客観性と公平性に欠け、常にどこかの、何かの利益に通じている事を伺わせるような、そんな一方的な内容を厚顔無恥に垂れ流し続けているからだ。

 しかも、年々、品性と言うものがなくなっているとしか思えない上、エスカレートして行く野次馬根性的な、そんなくだらない番組だと、正直、軽蔑さえしていた。

 だから、大分、遅くなった昼食時、社食にある流れっぱなしのTVが、そんな番組を流している事に気がついて、うんざりとした溜息を吐いてしまった。

 周囲を見渡せば、こんな時間に昼食を取っている者は自分だけしかいない。

 だから、チャンネルを変えるか、もしくは、電源を落としても差し支えないだろうと、TVの方へと向った。

 そして、TVの横に設置されたリモコンで電源を落とそうとした時、パッと映った映像に息を飲み込んだ。


 ――何故、あの娘が?


 既に何年もまともに顔を合わせていない“あの娘”。

 それでも、自分が見間違えるわけが無い。

 例え、それがどんな格好をしていても。


 思わず、リモコンをギュッと握り締めた。

 アナウンサーと思われる男の、高々な声が癇に障る。

 《さぁ、皆さん。今、ご覧になった映像の共通点が何かわかりました?》

 《……いや、どこかに共通点がありましたかね?》

 コメンテーター席に座る年配の男性がしきりに首をかしげている。

 すると、アナウンサーと思われる男性が、嬉しそうに、そして、興奮気味に次々に流れる映像をパネル化したモノを指し示すと、まるで我がことの様に自慢し始めた。

 《まずは、このキュララのCMでデビュー!》

 《次に、未だ不敗神話を誇る不破尚さんのPVで、堕天使を演じ!》

 《これは他局ですが、先日、驚異的な視聴率を叩き出したDark Moonの未緒役で、見事なその迫力と存在感を植え付けッ!!》

 《そして、今回!!》

 《我が局の注目ドラマ、BOX”R”でイジメグループのリーダー役、カリスマ女子高生・ナツを演じることになった》

 《注目の新人タレント・京子さんが、全部、演じていらっしゃるんですよ!!》

 すると、ワザとらしくコメンテーターたちが“嘘でしょ?”とか、“信じられない。全部、同一人物?”とか、口々に言い始める。

まさかと思った。

 あの娘が不破の馬鹿ぼんと、中学卒業と共に京都を出奔したと聞いてはいた。

 その時の安堵感は一生忘れないだろう。

 相手があの馬鹿ぼんであることが、唯一、気にかかることであったが、それでも、あの娘が京都からいなくなった、その事が重要だったのだ。

 そして、あの娘があの馬鹿ぼんと何らかのトラブルを抱え、袂を分かち、距離を置いたと聞いたのは……確か、一年前だったか。

 しかも、何を思ったのか、あの娘も芸能界に飛び込んだと聞き及んでいた。

 それでもだ。

 あの娘が、この短い期間にこうも“有名”になるとは思いもしなかった。

 芸能界など、所詮、海千山千のもの。

 例え、“才能”と言うものがあったとしても、それだけで生きていける場所ではなく、少なくともあの娘には、他の世界ならいざ知らず、芸能界で立身し、生きていく術などないと高を括っていたのだ。


 だが、これでは……。


 自分の考えの甘さに、臍をかんだ。

 そして、携帯を手に取るとすぐさま、ある番号へかける。

「もしもし、私、冴菜だけど……。キョーコのことで相談したいことが……えぇ、そう。“予定”が大幅に狂ったわ」

 どうやら“彼”も丁度、問題のTVを見ていたらしかった。

 そして、この現状を危惧していたいらしい。

 すぐさま、策を練ると答えが返ってきた。

 その一言に頷くと、通話を切る。

「キョーコ、本当に馬鹿な娘ね……」

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.05.25 執筆

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