THE SACRED LOTUS

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君への想い・2




 ブリッジロックと呟く千織を見つめながら、奏江は話を続けた。

 あの時の千織は、“京子”しか目に入っていなかった。

 だから、周囲に他の誰かがいるなどと意識していなかった。

「……そのリーダーさんが……」

 千織が口を開きかけた時、ノックが聞こえ、二人は押し黙った。

 そして、奏江が軽く溜息を吐いてから、返事をした。

「どうぞ、開いてます」

「……こんにちは、琴南さんと、天宮さん?」

 入って来たのは事務所の稼ぎ頭、芸能界抱かれたい男No.1の敦賀蓮と、そのマネージャー、社倖一だった。

 だが、二人の表情は対照的で、勘の良い奏江は一瞬にして悟った。


 ――あぁ、これがあの子が言っていた“大魔王・敦賀蓮”なのだと。

 そして、自分たちの会話が聞かれていたと言う事実を骨の髄まで理解した。


 部室内に入って来た蓮は、それはそれは煌めくばかりの笑顔を振りまき、逆に社は顔色が悪く真っ青だった。

 身の危険を感じた奏江は先手を打って“キョーコなら椹主任のところに居ます”と言ったが、蓮は笑顔のまま、そうと返事をして、勧められてもいないのに椅子に座り、優雅に足を組んだ。

「今の話、詳しく聞かせてもらおうかな?」

「な、何のことですか?」

 惚ける奏江を蓮は感情の見えない視線で射抜く。

「惚けなくても良いよ?」

「…………立ち聞きなんて、紳士の敦賀蓮さんらしくないじゃないですか?」

「どうやら、あの娘がいないし、本当はね、立ち去ろうとしたけど。でも、不穏な話が耳に入ってしまってね。……話題があの娘のことじゃ、捨て置けなくて……分かるだろう、琴南さん?」

 にこにことそう告げる蓮に、奏江は一瞬、恐怖を感じ、そんな自分の不甲斐無さに歯噛みした。

「……それとも、当事者でもある天宮さん、君に、直接、説明してもらうべきかな?」

 千織へ振り向いた蓮の瞳は冷たく光っていた。

「……ッ!」

「それで、天宮さんと言ったね? 君は最上さんを階段から突き落としたって本当なのかな?」

 ん?と笑顔で迫る蓮に千織の顔は社同様真っ青に変化する。

 だが、千織は気丈にも、軽く頷くと、その時の事の顛末を話し始める覚悟を決めた。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.06.13 執筆

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