THE SACRED LOTUS

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君への想い・3




 芸能界一と名高い敦賀蓮のプレッシャーを感じ、千織は身震いをする。

 だが、それを振り払うように大きく息を吸った。

「……今は……私は何て愚かなことをしたんだろうって思っています」


 子役時代の“汚れ役”の印象が強すぎて、新しい役がもらえない長い、長い暗い時を過ごし、腐るしかなかった過去を持つ自分。

 同じように“汚れ役”で、強烈な印象を放つDark Moonの未緒を演じていながら、押しつぶされることなく、新しい“ナツ”と言うキャラクターを創り上げ、監督を納得させた京子。


 同じような境遇でありながら、全く違う道を切り開いてみせたキョーコに千織は羨望と強い嫉妬と憎しみを覚えた。

「だから、目の前に居たあの娘を階段から突き落としたと言うのか」

「……はい。言い訳をするつもりはありませんが、あの時の私は……無意識だったんです。周りが全く見えていなくて……京子さんに八つ当たりする事が正義だとさえ、思っていたんです」

 そう言って、自嘲する千織を奏江と蓮と社は冷やかに見つめた。

「それが無意識だろうが、傷害罪、つまり犯罪行為だと分かっているね?」

 社が諭すように言えば、分かっていますと千織は答える。

「その所為で、京子さんは右手を痛めてしまって……」


 その瞬間、蓮の取り巻く空気が変わる。


「そう、それが原因だったんだ? あの娘が右手をかばっている時があったから気になっていたけど……本人が何も言わないし、外見上、腫れなどもなかったからね、酷い怪我ではないと思って黙認していたいけど……そう、君の所為であの娘が怪我をしたんだ?」

 どうしてくれようかと、蓮はこみ上げる怒りを何度も飲み込む。

 そして、流石、マネージャーと言うことか、その怒りに反応した社は、トントンと蓮の背中を軽く叩き、宥める。

「落ち着け、蓮」

「この上もなく落ちついていますよ?」

「……どうだか?」

「…………。それで、加害者の君が……何故、ラブミー部にいる? しかも、他の事務所だと聞いていたけど?」

「そ、れは……」

「それは?」

「……BOX”R”のイジメシーンは全部、アドリブなんです」

 唐突にドラマの話しになり、蓮も、奏江も、社も眉を顰めたが、黙って聞いていた。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.06.14 執筆

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