THE SACRED LOTUS

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君への想い・10




「……最後には霧が晴れたようだって言ってくれたわ。だから、もう京子さんの中で不破の存在は……完全にデリートされたと思う」

「なるほどね。こればかりは君に感謝すべきかな。俺や琴南さんが何かを言ったところで……あの娘は納得しなかっただろうから」

 そう言って、蓮は困ったように微笑む。


 ――本当なら自分こそが、その役目につきたかった。


 だが、“不破”と言う単語を聞いただけで、腹の底から沸き上がる不快感と嫌悪感と……嫉妬と怒り。

 そして、そんな感情を抱えた瞬間、聡いあの娘は瞬時に感じ取って距離を置こうとするから、まともに不破の話など出来るわけがない。


「その事に関しては、本当に感謝する。つまらないことで、度々、あの娘を煩わせる不破の存在は先輩として憎々しく思っていたからね。だから、君が最上さんを傷つけたことは聞かなかったことにしてあげる。でも……次はないよ?」

 奇しくも、その言葉に社と奏江は心の中で突っ込んだ。


 ――先輩としてじゃなくて、キョーコ(ちゃん)に“恋する男”としてだろがッ!!


 だが、二人は決して言葉にはしなった。

 とばっちりが自分に来るような真似だけは避けたかったからだ。

 そして、そっと二人は蓮から視線を逸らした。


 微妙な空気が流れる部室に、何も知らないキョーコが戻ってきた。

「……あれ? 敦賀さんに、社さん! いらしてたんですか!? アッ、直ぐにコーヒーをお持ち……」

 わたわたとコーヒーを入れようと動き出したキョーコを社が止めた。

「もうすぐ移動しないと行けないから」

「あ、そうなんですか……?」

「うん。一目君に会いたかったから立ち寄っただけなんだ」

「つ、敦賀さん! そう言う思わせぶりな台詞を誰彼構わず言うのは良くないです!! 相手が私だから良いものの……本当に勘違いされちゃいますよ!!」


 ――確実にアンタにだけ勘違いされたいんでしょうが!!

 流石、ラブミー部1号だわ。


 奏江は自分の事を棚上げにしてそんな事を思った。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.06.22 執筆

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