THE SACRED LOTUS

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Fairy tale~Episode6-2~




 蓮が言った事はキョーコにとって、喜びであり、恐怖だった。

 ――何故、そう感じてしまうのか?

 それを蓮にちゃんと説明したのに、分かっているって言ってくれたのに……全然分かっていない蓮の発言に、キョーコは怒りを覚えた。

 だが、反論しようと口を広げた時、蓮は手を挙げ、それを制する。

「確かに、過去、君は母親に愛されていなかったのかもしれない。全てを捧げてきた不破に手酷く捨てられたこともある。そして、今回、養子に出すといって、君の母親は君を捨てようとしている。だから、“愛”など信じられないし、恐怖の対象だということは、よくよく理解しているよ」

 キョーコは蓮の言葉が胸に突き刺さり、息が止まった。

「でもね、それはあくまで俺に出会い、君が女優を目指し、そして、この世界で俺と再会するための、プロセス。過程の一部に過ぎない」

「随分と強引な理論ですね!」

「そうかな? それこそ、俺は運命だと信じているけれどね。何より、俺と再会した君は、誰より幸せになれる。そう君は思わないの?」

「……なッ! 何で、そんな……凄い、自信ですね……敦賀さん……」

「久遠」

「……く、久遠……さん」

 鋭い訂正にキョーコは渋々と言ったように言い換える。

 それを蓮は不満そうに思いながら、でも、楽しそうにキョーコを見つめている。

「“さん”はいらないけど……今は目を瞑ってあげるよ。ほら、ちゃんと“恋人”を呼ぶ時は名前を呼ぶんだよ?」

「ッ! あ、あの、ですね、何で……そんなに自信を持って言えるんですか!? 私は……つる……く、久遠さんを不幸にするかもしれないんですよ!?」

「……俺を不幸にするって……もしかして、君は俺以外の誰かを好きになるとか? 俺以外の別の男とキスしたり、セックスしたり、結婚したりしたくなるってこと?」

「ちがっ、って言うか、何てことを平然と言うんですかぁぁぁーーーーーッ!?」

 破廉恥ですぅぅぅーーーーーッ!といつもの如く叫ぶキョーコを、蓮は微笑ましく見つめた。


 ――やっぱり、こう言うところが本当に可愛い。


 そう一人、悦に入る蓮にキョーコは気が付かず、全身を赤く染め上げ、頭を抱え、身悶えていた。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.06.22 執筆

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