THE SACRED LOTUS

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Fairy tale~Episode6-5~




 抱きしめながら、蓮はキョーコに言い聞かせるように言葉を紡ぐ。

「ねぇ、キョーコ。愛してる、愛してる、愛してる」

 何度も繰り返して。

「だから、俺を見て。俺を信じて。俺を必要だと言って。俺の側にいて」

「………………はい」

「誰よりも、何よりも大切にするから、大事にするから」

「………………はい」

「俺は君が“愛”に対して臆病なのは知っているから、理解してるから、だから、本当に焦らなくても良いよ」

「…………はい」

「でも、いつか、誰かの中から選ぶなら俺を選んで。俺だけを選んで」

「…………はい」

「君の隣に立てる権利を俺だけに与えて」

「……はい」

「だから、今すぐ俺の奥さんになってくれるよね?」

「は……いって……だから、敦賀さん、それは違いますッ!!」

 そう叫んで蓮の腕から跳び退るように距離をあけたキョーコに蓮は舌打ちをする。

「久遠」

「く、久遠……さんって、そうじゃなくて!! 焦らなくて良いって言ったじゃないですか! それなのに……お、奥さんって! 今すぐって!!」

「でも、君は、今、“はい”って言ったよね?」

 まるでデジャヴのような会話にキョーコはガックリと項垂れる。


 ――多分、今の敦賀さんに何を言っても無駄なような気がするわ……。

 どうして、こうなっちゃったんだろう?


「ですから、それは卑怯です、つる……久遠さん!!」

「うん、自覚している」

 そう言って、蓮は心底楽しそうに微笑んだ。

 そして、キョーコはその微笑を見て青褪め、後退る。


 ――今一瞬、悪魔の尻尾が敦賀さんから見えたような気がする……。


 勿論、それは思い込みによる幻覚。

 だが、キョーコの心情を的確に表した幻覚だっただろう。

「さぁ、キョーコ。一緒に幸せになろうね」

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.06.25 執筆

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