THE SACRED LOTUS

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Fairy tale~Episode1-2~




 今更、あの人が私に何の用があると……。

 そう思いながらも、ほんの僅かな期待を持ってしまう自分の弱さを実感する。

 どうせ、期待するだけ無駄だと分かっているのに……期待した分だけ、絶望すると分かっているのにッ!!

 それでも、どうしても、どうしても、心の奥底では“母”を追い求めてしまう……自分の愚かさに嫌気が差した。

 何度、学習しても私は……。


 明らかに様子の可笑しくなったキョーコに、蓮は焦り、咄嗟に抱きしめた。

 そして、何度もキョーコの名前を呼ぶが、あまりの反応のなさに心が冷えて行くのを感じる。

「クソッ! 社長ッ!! 一体、彼女に何を言ったんですかッ!?」

 キョーコの手から携帯を取り上げると、敦賀蓮らしくなく、電話越しに怒鳴り散らした。

 《……何があった?》

「何があったとは、それはこっちのセリフです。急に真っ青な顔で、震えだして……一体、何を言ったんですか……? 何があったんですか!?」

 《……最上君の母親の代理人が、突然来て、話があると。今、いつもの車とテンを向わせている。着替えて、すぐ事務所に来るよう、最上君に伝えてくれ》

「……母親……彼女の? わかりました。直ぐに準備……」

 《だがな、蓮。お前はそこで待機だ》

「何故です!? 俺も同席させてください。こんな……!」

 こんな彼女を一人にして置けないと叫ぶ蓮にローリィは呆れたように告げた。

 《あのな、最上君が心配なのは分かる。だがな、言わせて貰えば、たかが“事務所の先輩でしかないお前”が、“ただの後輩”の、最上キョーコのプライベートに首を突っ込む不自然さを考えろ》

「それは……」

 《そもそも先方にもお前と最上君の関係をどう伝え、納得させる気だ? 恋人でもない、“ただの”事務所の先輩後輩の関係のお前が同席する権利などあるものか。相手側にとっては所詮、ゴシップ記者と変わらない下種な好奇心としか受け取られかねないぞ?》

 冷静なローリィの言葉に、蓮はグッと唇を噛み締める。

 理性では確かにローリィの言う通りだと分かっている、だが、それ以上に感情が納得できないと叫んでいた。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.05.26 執筆

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