THE SACRED LOTUS

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Fairy tale~Episode1-3~




 蓮の葛藤を手に取るように理解しているローリィはヤレヤレと溜息を吐く。

 すると、そんなローリィの態度に蓮は当然面白くない。

 だから、つい、苦し紛れの言い訳をひねり出す。

「…………ッ! 分かりました。でも、事務所まで付き添うことは……“不自然”ではないですよね? こんな遅い時間に“紳士”の敦賀蓮なら……可愛い後輩を一人で行かせたりはしない」

 《……お前なぁ。そう言うのを屁理屈って言うんだぞ?》

「何か問題でも?」

 明らかに据わった声音で言い放つ蓮にローリィは更に呆れ返る。

 それと同時に、蓮の最上キョーコに対する恋着の強さを再確認した。

 《…………はぁ、好きにしろ。そうだな、何事も最上君が望めば……色々と話は変わるだろうがな……まぁ、あくまで、最上君が望めばだが》

 ポツリと呟くように言われた言葉に蓮はハッとして、自分の腕の中で未だに震えているキョーコを見つめた。

 そして。

「えぇ、その通りですね。全ては彼女次第と言うことですね」

 《じゃ、準備が出来次第、すぐに来てくれ》

 そう言って、プツリと携帯が切れると、震えるキョーコに囁いた。

「最上さん、俺の声を、言葉を聞いて」

「つ、るが、さん?」

「そう。俺の声、ちゃんと聞こえてる?」

「……はい」

「あのね、社長が、直ぐに事務所に来てくれって……そして、今、ミス・ジェリーがこちらに向っているらしい」

「ミューズが……」

「……そう。でもね、君を一人で行かせないから安心して? 俺も事務所までついていくから」

 そう言うと、キョーコはギュッとカインの、蓮の服を掴む。

「でもね、君の母親の代理人との話し合いの席には、俺が同席できる権利は無い」

「……ッ!」

「だから、聞くよ? 最上さんはどうしたい? 俺に、どうして欲しい?」

「どうって……?」

「そう。あのね、君が望めば、その席にもついて行ってあげられる。誰が何と言おうと、俺は君の味方に、側に居てあげられる。君が望めば……」

 自分でもズルイ言い方だなと自嘲しつつ、やんわりとキョーコを誘導する。

「でも……」

「つ、敦賀さん、出来れば一緒に来て下さい。側に居て……欲しいです」

 震える声で、それでも、はっきりとキョーコは言った。

「その話し合いの場に俺も同席しても良いってこと?」

「はい。お願いします」

「うん、お願いされました。それじゃ、行こうか」

 キョーコを安心させるように、にっこりと笑えば、強張りながらも

「……」

「大丈夫、俺も、社長もいるんだから。君は一人じゃない。そうだろう?」

 そう言い聞かせるように言うと、今にも泣き出しそうな笑みを浮かべて頷いた。

「……はい。よろしくお願いします」

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆ 

 天音蓮華
 2011.05.26 執筆

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