THE SACRED LOTUS

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Fairy tale~Episode7-9~




 意を決したようにキョーコは口を開く。

 今、これを逃がせば後悔することだけは目に見えて分かっていた。

「あ、愛しているんです。私も、貴方の事を……誰よりも……貴方が特別なんです」

「うん、ありがとう、凄く嬉しいよ」

 蓮の頬に朱が走る。

 咄嗟に表情を繕えないなど役者として失格だなと思いながら、それでも、キョーコの真摯な言葉に胸が高鳴る。


 ――これは俺に流されたわけでもなく、強制されて言ったわけじゃない。

 キョーコの、言葉……。


 だからこそ、嬉しかった。

「でも……」

「でも?」

「私は貴方を愛しているけど……でも、貴方の子供であっても……私はあ、愛せるか、わかりません。母親と言う言葉に……やぱっり嫌悪を感じてしまう自分が……いるんです」

 泣きそうになりながら言うキョーコを蓮は全くこの娘は真面目過ぎるなと思った。

「キョーコ、さっきも分かってるって言ったでしょ? それにキョーコは未成年で、学生なんだ。まずは自分の事を考えるべきで、俺との子供のことを考えるには、世間一般的に言っても早いと思うよ?」

「……はい」

「だから、子供のこととか焦って考えなくても良いんだ。それに、今、考えて欲しいのは、存在しない俺たちの子供ことじゃなくて、俺のことだけだよ?」

「え?」

「やっと頑固で強情な君が俺を見てくれた。やっと俺を認めてくれた。今は、それだけで嬉しいし、満足だしね」


 ――本当は今すぐ押し倒したいけどね。


 そんな男としての本音を押し隠し、優しく微笑む蓮にキョーコも釣られて微笑んだ。

「愛してる、キョーコ」

「あ、あの、私も……愛してます」

 照れて頬を染めるキョーコに蓮はこの上もない幸せを感じた。

 そして、ゆっくりと顔を近づける。

 それに気が付いたキョーコは、一瞬、戸惑いを見せたが、ゆっくりと瞼を閉じた。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.07.08 執筆

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