THE SACRED LOTUS

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ダンデライオン・02




 思ったより、BOX"R"の撮影が長引き、少しキョーコは焦っていた。

 だから、終了すると、キョーコは挨拶もそこそこに足早でスタジオを後にした。

 早く、“雪花”になって“カイン兄さん”の元へ行かなければと考えながら、京子は自分の控え室へ向っていた。

 が、その途中、見覚えのある長髪の優男が視界に入り、眉間に皺が寄る。


 ――何故、魔界人の手下が? こんな所に?


 嫌な予感を抱きつつも、周囲を警戒する。

 だが、視界には手下のみで、怨キョで探っても魔界人の気配は微塵もしない。

 それならば……。

 まだ “ナツ魂”が抜け切れていないことを逆手に、何事もなく彼を無視してその場を過ぎ去れば良い。

 だが……。

「……あ、あのさ、京子……さん?」


 ――京子さん?

 さん!?

 な、な、何、言っちゃってるの!?

 普段は“詐欺天使”とか、“不破の女”とか、“赤頭巾ちゃん”とか、不名誉極まりないあだ名で好き勝手に呼んでいる癖に!!


 だが、ナニ?と、冷たく“ナツ”そのモノの視線で問えば、ヤツは困ったような顔をした。

「だから、ナニ? 用があるなら早くして。残念だけど、今の私は貴方で遊んで上げられるほど暇じゃないのよ」

「……相変わらずの化けっぷりだな」

「……ねぇ、そんなことが言いたくて、私を引き止めたの?」

 つまらない男ねと、少々、軽蔑の眼差しで見上げれば、ミロクはハッとしたように表情を取り繕った。

「……違う。そうじゃなくて……今日は、VIE・GHOUL のリーダーとして、女優の“京子”に話があって来たんだ」


 ――リーダーとして、“京子”に?


「……話って?」

「…………次の俺たちのPVに出演して欲しい」

「イヤよ」

 これで話しは終わりと、ヤツに背を向けて歩き出そうとしたが、腕を取られ、足止めを喰らう。

 だから、迷惑そうな顔を取り繕うこともせずに、男を睨め付けた。

「30分、いや、15分で良い。俺に時間をくれないか? どうしても聞いて貰いたい話がある」

「……イヤだって言ったじゃない」

「お願いする」

 そう言って、ミロクは頭を下げた。

 そのことにキョーコは目を見張って驚く。

「少しだけで良いから……話しを聞いてもらえないか? 京子さん」

「……15分だけよ? 私はこの後も仕事があるのよ」

「手間は取らせない」

「……わかったわ。本当に15分だけだからね!」

 何度も念を押して、キョーコは着替えるために自分の控え室へ走った。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.07.05 執筆

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