THE SACRED LOTUS

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ダンデライオン・04




 まだ未完な絵コンテ。

 でも、“京子”として、とても興味を惹かれた。

 だから、つい、正直に感想が口を出てしまう。

「面白そうね」

「……ッ! それじゃ、引き受けてくれる?」

「……分からない。私は面白そうだと思ったけど、でも、貴方が言ったように……私はあの馬鹿のPVに出てるわ」

「……あぁ」

「私自身、本当にこの話を興味深いって思ったの……それは嘘じゃない。でも、この世界は、特に人との繋がりって大事じゃない? 少なくとも、あのPVでDark Moonの未緒に抜擢されたし、その未緒から、今やってるBOX”R”のナツと言う役も貰えたの」


 ――どこで、誰と繋がっているか分からないから。

 相手が誰であっても、それこそ、復讐を誓った相手であっても、腸が煮えくり返るような相手であっても、義理や、恩と言うモノは大事にして置かないと、いずれ、仕事すら回ってこなくなるとキョーコはちゃんと理解していた。


「私がOKだと思っても、事務所の方で断るかもしれない。私だけじゃなく、他の二人が断るかもしれない。でも、私は面白そうと思ったのは確かよ。今、私が言えるのはこれだけ……でもねぇ、大きな問題が一つあるといったら……あるのよ」

「……問題?」


 ――脳裏を過ぎるのは敦賀蓮の、大魔王様。

 きっとこの話を知ったら……きっと怒るだろう。


 ――実はそれが一番怖い。


「敦賀さんが何て言うか……」

「敦賀って……敦賀蓮? 何故、彼が?」

「……貴方、知らないの? 魔界人が敦賀さんに撃退されて……恐れてること?」

「……もしかして、敦賀蓮が凶暴なライオン?」

「ライオン? 何の話?」

 思わず、二人は困惑顔で見詰め合い、そして、ミロクが大きな溜息を吐いた。

「……大体、予想が付いた。俺が約束する。もし、君が受けてくれたなら、このPVの撮影中や、この新曲にまつわる仕事中、不用意にレイノが君に近づくことがないようにするし、君に迷惑を掛けさせない」

「そんなこと、貴方にできるの?」

 半信半疑で問えば、力強くミロクは頷いた。

「その言葉、覚えておくから……15分経ったわね。それじゃ、私は失礼するわよ」

「あぁ、時間を取らせて悪かった。色良い返事を待っているよ」

「……あまり、期待しないで。あぁ、それと、一つ訂正。ラブミー部の天宮さんはLMEの所属女優じゃないわよ? ソフトハットって言ったかしら?」

「え? 違う事務所なのか?」

「そう。どうしてもラブミー部に入りたいってことで、他の事務所所属だけど……うちの社長が特別に入部を許可した子なの」

「……そうか、てっきりラブミー部だからLMEの女優かと思い込んでいたよ。教えてくれて感謝する」

「別に……それじゃ」

 そして、キョーコはミロクと別れ、カインとミューズが待つ車へと足早に向った。

 だから、気が付かなかった。

 今にも、殺さんばかりの目つきで睨み、キョーコとミロクを見つめていた男がいたことに。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.07.10 執筆

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