THE SACRED LOTUS

CP二次創作小説サイトです。 BLは含まれません。

<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>

>> EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

>> EDIT

ダンデライオン・05




 ミロクに呼び止められた翌日、キョーコは難しい顔をした椹さんに呼び出された。

 どうしたのかと聞けば、込み入った話があると言われ、二人は会議室へと向う。

 そして、席に着くと二つの依頼書と思われる冊子をテーブルの上に置いた。

「君に二つのオファーが来ている。一つはVIE・GHOULと言うヴィジュアル系バンドの新曲PVの出演依頼だ――これは君だけじゃなく、ラブミー部三人のオファーでもあるが」

「あ、はい」


 ――本当にVIE・GHOULから依頼があったのかと、キョーコは内心驚いていた。


「それと、今日、本当についさっきのことなんだが、不破尚から新曲PVの出演依頼が来た。これは君個人に対してのオファーになる」

「え?」

「本来ならば迷わず不破尚の依頼を引き受けているところだが……」

 言葉を濁す椹にキョーコは首を傾げてみると、二つの依頼書を渡された。

「ざっと確認しただけでも、不破の方の内容はVIE・GHOULと比べると……否、比べる以前の問題だな。やっつけ仕事にしか見えない薄っぺらさでね。正直、この程度ならLMEとしては普段は受けることない」

 そう言って、苦々しく言う椹にキョーコは姿勢を正す。

「だが、最上君の場合、不破尚のプリズナーの影響は非常に大きいものがある。だからこそ、どんな内容であっても断り難いと言う現実がある……それにな……」

 はぁ~と椹は溜息を吐いた。

「軽井沢でのいざこざについて、緒方監督と、蓮、社から報告は受けている。あの時は大事に至っていないとは言え、そう言った意味で君をVIE・GHOULに近づけたくはない」

 その言葉を聞いて、キョーコはハッとして、唇を噛み締める。

「……すみません。ご心配とご迷惑をかけて……」

「いや、あれは君が悪いわけじゃないだろう? だが、それがなければ、この企画は純粋に面白いと思うし、君や琴南君、そして、天宮くんにとって、女優としてのステップアップの糧になると思う、実に良い依頼内容だと思っている」

「……はい」

「だからこそ、判断に迷っているんだ。そこで、社長とも話し合ったが、まずは最上君、君自身の意見が聞きたい。内容を見比べてくれ」

 そう促され、中を拝読すると、思わず眉を顰めた。

 VIE・GHOULの方は、昨日、ミロクに見せられた内容と同じだった。

 私たちラブミー部の“女優として実力”を評価し、そして、必要としていることが言葉の端々に記されている。

 だからこそ、キョーコの心も激しくこの内容に惹かれ、更に、演じてみたいという欲求が膨れ上がる。

 だが、逆にショータローの方はと言えば、確かに椹さんが言うようにやっつけ仕事に思えて仕方がなかった。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.07.12 執筆

 スキビ☆ランキング


 PrevNext
スポンサーサイト
web拍手 by FC2

| ダンデライオン【完】 | 21:00 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT














<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。