THE SACRED LOTUS

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ダンデライオン・07




 どのくらい時間がたったのだろうか?


 ――あれ? 椹さん、遅くない?


 キョーコは長くても30分程度で椹が戻ってくるだろうと思っていた。

 だから、BOX”R”の台本を取り出し、軽く目を通しながら待っていようと思ったのだが……。

 時計を見れば、既に一時間も経とうとしている。

「え? 本当に遅くない?」

 さて、どうしたら良いのかとキョーコは思案する。

 今日の予定は夜に“雪花”になって、敦賀蓮の仕事が終わった“兄”とホテルに戻るだけで、他の仕事は一切入ってない。

 だから、時間を気にすることなく、椹さんが戻ってくるまでここで待っていても大丈夫ではるけれど……。

「……う~ん、椹さんのところへ行った方が良いのかな」


 ここで待ちぼうけと言うのも辛い。

 でも、勝手に動くのも不味い気がする。


 腕を組み、少々、悩んだが、椹さんの方に何か問題があって来られないのかもしれない。

 それならば、自分からタレント部へ足を運んだ方が良いだろうとキョーコはバックを掴んで、会議室を後にした。

 そして、タレント部へと顔を出したキョーコは、いつもはざわついている室内がシーンと静まり返っている事に気がつき、目を丸くする。

 何かあったのかと近くのスタッフに声を掛けようとしたとき、妙な静寂の中、椹の怒鳴り声が響き渡った。


 ――椹さん?


 ひょっこりと顔を出したキョーコに気が付いたタレント部のスタッフが一人、慌てて、近寄ってくる。

「京子ちゃん、こっちへ」

「え? あ、あの、どうかしたんですか?」

 小声でこっそり問うキョーコに、スタッフが神妙な顔で頷いた。

「今、椹主任、お冠だから」

「……どうして……?」

 立ち上がり、受話器越しに憤慨している椹をキョーコはオロオロと眺めるとスタッフはちょっとねと言葉を濁す。

 そして、タレント部から廊下へと連れ出すと、そのスタッフは大きく安堵の息を吐いた。

「……ごめんね、ずっと会議室で待ってた?」

「あ、はい。でも、私なら大丈夫ですから。でも、あの、椹さん……どうしたんですか?」

「う~ん、実はね……俺たちも詳しいことは分かってないんだけど……」

 そう言って、そのスタッフは自分に分かる限りの事を話してくれた。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.07.16 執筆

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