THE SACRED LOTUS

CP二次創作小説サイトです。 BLは含まれません。

<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>

>> EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

>> EDIT

ダンデライオン・09




 何があったのか、気になった社は、どう切り出そうか思案していたが、椹の方が先に反応した。

「ところで、社。お前はタレント部(うち)に何か用があったのか?」

「いや、たまたま通りがかっただけですよ。椹さんこそ、何かあったんですか?」

「いや、まぁ、ちょっとな……」

 そう言って、椹は苦笑いをこぼす。

「あの今、キョーコちゃんから聞いたんですが、不破尚とVIE・GHOULからオファーがあったそうですね」

 厄介な話ですねと続けた社に、椹の機嫌は途端に悪化した。


 ――直球過ぎたかな?


「当分、不破の名前は聞きたくないな」

「……えっと、椹主任?」

 思わず、社とキョーコは顔を見合わせる。

「とりあえず不破尚のオファーは断ったが、この件は後日改めて話をしよう。俺は今から社長のところへ行って来るが、君は今日は帰って良いよ」

 そう言い残して、椹は足音荒くエレベーターがある方向へ向う。

「……一体、何があったんだ?」

「……さぁ?」

「……ところで、キョーコちゃん?」

「はい、何でしょう?」

「今日の予定ってどうなってる?」


 ――今日は帰って良い。

 椹主任はそう言った。

 つまりだ、今日のこれからのキョーコちゃんの予定は“妹”になるまで白紙と言うことだろう。


 思わず、心の中でにんまりと社は笑った。

「特にありません。社長からラブミー部に依頼された仕事以外は」

「それって夜まで空いてるってことで良いんだよね?」

「はい」

 予想通りの言葉に、社は思わず小躍りをしたくなる。

「それじゃさ、蓮の仕事を見学したくない?」

「え?」

「これから蓮と合流して、アルマンディのスチール撮影に行くんだけどね。キョーコちゃんも一緒に行かない?」

「え? でも……」

「今後の何かの参考になるかもしれないよ? 勿論、蓮は男だからね。女性のキョーコちゃんにとってモデルの参考になるかと言えば微妙だと分かってる。でもね、何事も勉強だと思うんだ」

「はい、それは……」

「例えば、撮影の雰囲気とかね、知っておいて損はないでしょ? それに、モデル、撮られる側だけじゃなくて、今後、ドラマとかでカメラマンや、そのアシスタント、メイクや衣装担当のスタッフ役をする事があるかもしれない」

「あ、そうですね」

「こう言う言い方は良くないけれど、アルマンディは超一流だ。だから、そのスタッフたちの腕も、プロ意識の高さも、何より、彼らのプライドの高さも並じゃない」

「はい」

「正直、ただの雑誌モデルの撮影とは比べ物にならないと俺は思ってる。だから、勉強するなら、常に良いモノを、一流のモノを選び、吸収すべきだと思うよ?」

「……そうですね。でも、私がご一緒して……迷惑じゃないですか?」

「大丈夫だよ。それに……今日一日、蓮と行動していれば勉強になるし、社長の依頼を遂行するのも楽でしょ?」

 クスクスと笑う社にキョーコもまた同じように笑った。

「それではお言葉に甘えて……よろしくお願いします」

 そう言って、キョーコは綺麗に頭を下げた。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 次回はダンデライオン閑話(番外編のような感じ)になります。
 詳しいことは、その時にご説明をさせていただきます。

 天音蓮華
 2011.07.20 執筆

 スキビ☆ランキング


 PrevNext
スポンサーサイト
web拍手 by FC2

| ダンデライオン【完】 | 21:00 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT














<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。