THE SACRED LOTUS

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Fairy tale~Episode8-3~




 チュッと一瞬だけ、掠める程度でも良いと思っていた。

 だが、キョーコの唇が蓮の唇と触れ合った、その瞬間。

 離れることは許さないとばかりに頭を押さえつけられ、咄嗟に抗議の声を上げようとした、その隙を突いて、蓮の舌がにゅるりと侵入して来た。

「ん~ッ!!」

 抗議の声の代わりにパシパシと蓮の胸を叩くがビクともしない。

 思わず、睨みつけようと瞳を開けると、視界に映ったのは欲情した蓮の瞳。

 その瞬間、キョーコは眩暈を起こしそうになった。


 ――あ、朝から夜の帝王!?

 何でこんなことに!?


 パニック寸前のキョーコをよそに、蓮の心は晴れ晴れとしていた。

 朝一番からキョーコを独占できる優越感。

 そして、遠慮なくキョーコを抱きしめ、キスが出来る関係になれた幸せ。

 何もかもが、蓮の心を満たしていく。

 ただ唯一、キョーコの身体を最後まで堪能できないジレンマがあるくらいか。

 だが、それも、キョーコの生い立ちや、過去の経験を考えれば、蓮が我慢をするしかない。


 ――いつまで、俺……我慢できるかなぁ。

 そこが心配だけど……こればかりは、キョーコの心次第だし……。


 重いと思うほど、両親の愛情を受けてきた自分には、母親に否定される哀しさや、悔しさ、そして、絶望が理解できない。

 だから、真の意味で蓮はキョーコの心の傷の深さが分からないのだ。

 それでも……俺にはキョーコしかいないから。


 だから、やせ我慢だろうが、絶対に理性の糸を切らすわけには行かない。


 決意を新たに、ゆっくりと蓮はキョーコの唇から離れる。

 少しの未練を残して。

「……はぁ」

「可愛いね、キョーコ。ごちそうさま」

「なッ!!」

 クスクスと笑って蓮はベッドから降りると、クローゼットへと向う。

 そして、奥のほうから何かを取り出すと、それをキョーコに差し出した。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.07.15 執筆

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