THE SACRED LOTUS

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Fairy tale~Episode8-4~




 突然、手渡されたモノを条件反射のように受け取ったキョーコは困惑を隠せず、首を傾げた。

「はい、着替え。気に入らなかった?」

「え?」

 キョーコが好きそうなカジュアルなワンピース。

 好きか、嫌いかと言えば好きなデザインである。

 だが、納得しかない事がいくつかあり、キョーコは思わず眉間に皺が寄る。

「……これって……」

「キョーコの着替え。持ってきてもらうって言ったでしょ?」

「え? でも、今、明らかにクローゼットの奥から出しましたよね!?」

 確かに昨夜、蓮はミューズに着替えを持って着てもらうとか言っていたことを思い出す。

 だが……。


 いつ、そんな連絡を蓮はミューズに入れたのか。

 いつ、ミューズは着替えを持って来てくれたのか。

 何故、朝起きたら着るだろうワンピースを、蓮は自分のクローゼットの奥に仕舞いこんでいたのか。

 次々、頭の中に疑問が浮ぶ。


「ん? どうかした?」

「……そ、そんな嘘くさい笑顔で誤魔化そうとしてもダメです!!」

 キョーコは蓮のその笑顔で理解した。

 これはミューズが持って来てくれたものではない。

 そして、蓮のクローゼットに仕舞われていた理由とも合致するだろう。


 ――敦賀さんは初めから……買っていたモノ?

 まさか、私の為に?

 いや、それは流石に図々しいかしら?

 でも、……敦賀さんには必要がない……女物のワンピース。


 そして、思い出すのは“カイン”の衝動買いの癖。

 あれは“カイン”の癖やポーズではなく、元々、敦賀蓮、否、久遠・ヒズリの癖だとしたら……?


 思わず、たらりと背筋に汗が流れるような錯覚を覚えた。

 そして、ピョコンとベッドの上に立ち上がり、キョーコは蓮を睨みつけた。

「どう言うことですか?」

「う~ん、あまり細かいこと気にしちゃダメだよ?」

「全然、細かくないです! って言うか、どうして、私サイズの女性用の服が敦賀さんのクローゼットの中に仕舞ってあるんですか!?」

「はい、ペナルティ1だね」

「え?」

「また、敦賀さんって呼んだし。だから、素直に、何も聞かずに、これを着てくれる……よね? キョーコ」

「ッ! それとこれとは! もう、誤魔化さないでください!!」

「誤魔化してないよ? ただ、ペナルティはペナルティ。それに、この罰が気に入らないなら、選ばせてあげようか? もう一度、キョーコから俺にキスしてくれたら許してあげるよ? それも、さっきみたいなキスをね。それが出来ないなら……これを大人しく着ること。どっちが良い?」

「つ、つ、敦賀さんの卑怯者ッ!」

「はい、ペナルティ2」

 そう言って、満面の笑み蓮は浮かべ、キョーコは顔を引き攣らせた。

 *:.。. .。.:*・゜゚・*☆

 天音蓮華
 2011.07.17 執筆

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